2019.08.03

目標にあと一歩届かなった精華女子、主将の樋口鈴乃「去年だったら喜んでいたけど……」

「本当に悔しい」と試合を振り返った樋口 [写真]=佐々木啓次
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 7月31日、「令和元年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」女子準々決勝で、精華女子高校(福岡県)が大阪薫英女学院高校(大阪府)と対戦。58-70で敗戦し、ベスト8で姿を消した。

 「目標をベスト4と決めてやってきたから本当に悔しいです」

 そう振り返ったのは、精華女子のキャプテンを務める樋口鈴乃(3年)。第3クォーターまでは一進一退の攻防が続き、同クォーター終了時点で52-52の同点。しかし、第4クォーター開始5分間で無得点となり、最終スコア58ー70で目標にはあと一歩及ばなかった。

「自分たちも薫英も走るバスケットをずっとやっていて、疲れた時にシュートが入らなくなって、点が止まって、相手の方がリバウンドをしっかり取って、セカンドシュートして、確率よく決めていたので、その差かなと思います」と敗因を分析。樋口はこの日、計20本のシュートを放ったが、沈めたのはわずか5本。シュート成功率は25パーセントにとどまった。「シュートが入らなくて、九州大会が終わってからずっと3ポイントを練習してきたんですけど、もっと練習しないとダメかな感じました」と現在の心境を語った。

樋口は厳しいマークを受けた [写真]=兼子慎一郎

 対戦相手の大阪薫英については「インサイドの部分は、うちは全国でも小さいので、だから5人で全員でインサイドを守ろうと思っていたんですけど、その後のキックアウトの3ポイントまで守れなかったので、薫英さんのすごいところはノーマークの3ポイントを精度よく決めるのが、すごいところ」と話し「そこまで守れるようになってこないとこの先勝っていけないと思います」と今後の課題を述べた。

 現在の心境を問われると「自分たちの目標はベスト4だったので、去年だったらベスト8になってすごい喜んでいたけど、今年は8(エイト)まできても、『そこは当たり前と思ってやろう』と話していたので、今日負けたら意味がないし、全国で3試合やって、もし今日勝ったら4試合目があるので、スタミナの部分も1から見直さないといけないなと思いました」と語った。

 自身の課題は「自分はシュートの確率を上げるのが1番で、(大上晴司)先生からも『お前と三浦で点をとれ』と言われて、自分にボールが回ってきても、シュートの精度が悪くて、点が伸びなくて、任された時には全部決めるっていう気持ちでこれから練習していきます」と冬でのリベンジを誓った。

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