2023.08.16
「前半は時間によっては自分たちのプレーができたのですが、後半は相手に走られてしまって…。反省点がいっぱいあります」
2月15、16日に行われた「第33回東海高等学校新人大会」の男子準決勝、中部大学第一高校(愛知県)に64―81で敗れた富田高校(岐阜県)の高橋快成は、悔しさをにじませながら試合を振り返った。
高橋は、準決勝でも19得点を挙げた富田のポイントゲッター。「バスケットIQが高く、勝負勘が良い」と指揮を執る村田竜一コーチもこう評する。
最終的には3位となった東海新人大会でも得意とするジャンプシュートのみならず、ドライブや3ポイントシュートなどでも得点を量産した。また、マッチアップの相手が自分より小さければリング下でインサイドプレーからシュートを放つなど、状況に応じた多彩な攻めでも相手を翻弄した。
さらに、得点だけでなく、試合では声を出し、周りに指示を送る姿も多く見られた。「コートの中のコーチ」と村田コーチが信頼を置いており、高橋自身も「1年生なんですけど、チームリーダーとして自分がリーダーシップを取って盛り上げること。プレーで引っ張っていきたいと思っているし、それは勝つために自分がやらないといけないことだと思っています」と言う。
普段は「日本人選手のプレーを参考にしています」と、NBA以上にBリーグの試合を見ているという高橋。中でも、琉球ゴールデンキングス・並里成の「ピック&ロールの使い方だったり、パスの質だったりを参考にしています」と言う。
「チームとしてはインターハイ。今まで出たことがないので、インターハイに出て1試合でも多く勝ちたいです。個人的には賞とかを狙うのではなく、チームを勝たせること」と今後の目標を力強く語った高橋。
得点やパスなど、あらゆる面で強気のプレーを見せるチームリーダーは、勝負となる今年、富田に新たな歴史を作ろうとしている。
写真・文=田島早苗
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