2月22日、横浜国際プールで「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2)」が行われ、2連敗中の男子日本代表がチャイニーズ・タイペイと対戦した。
富樫勇樹(千葉ジェッツ)と馬場雄大(アルバルク東京)をケガで欠く中、日本のスタメンは篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、田中大貴(A東京)、古川孝敏、アイラ・ブラウン(ともに琉球ゴールデンキングス)、太田敦也(三遠ネオフェニックス)の5名。先制点は帰化選手のクィンシー・デービスに与えたものの、開始1分16秒に田中のアシストから篠山がチーム初得点を挙げる。その後、ブラウン、古川がシュート狙うも得点につながらず、同4分5秒にようやく田中が追加点をマーク。すると、4-7で迎えた残り4分51秒に相手のチームファウルが5つに到達し、太田が2本中1本のフリースローを沈める。相手を追う時間が続く中、途中出場の比江島慎(シーホース三河)、辻直人(川崎)、宇都直輝(富山グラウジーズ)が流れを変えようと試みると、同2分39秒に宇都のパスを受けたブラウンが豪快なダンクシュート。終了間際には比江島が体制を崩しながらシュートを決め、11-17で第1クォーターを終えた。
辻の3ポイントで始まった第2クォーターは、ブラウンのジャンプショット、辻の3ポイントで19-17と逆転。タイムアウト明け、宇都や比江島の厳しいディフェンスで相手のミスを誘発すると、開始1分58秒に辻が3本目の3ポイントを決める。さらにブラウン、比江島も得点を重ね、1点差まで詰め寄られた残り4分27秒にまたも辻が3ポイントシュートを成功。ベンチスタートの永吉佑也(京都ハンナリーズ)が4得点を挙げるなど、この10分間で計24得点を積みあげ、35-29で前半を終了した。
第3クォーターは開始43秒に比江島がスティールから速攻を決めたものの、序盤はチャイニーズ・タイペイのペース。同2分1秒から4連続得点を与え、39-40と再び追う立場に。一進一退の展開が続く中、残り2分23秒に3ポイントを決められると、フリースローから2得点を許して43-48。それでも、絶好調の辻が2本の3ポイントを決め、49-51で最終クォーターに突入した。
最後の10分間も辻の3ポイントでスタート。さらに2本のフリースローを決めて突き放すが、相手の猛攻に遭い、試合終了残り4分26秒の時点で56-61と点差を広げられる。太田のフリースロー、比江島のレイアップで迫るも、2連続失点を喫して62-68。同1分14秒に再び比江島が得点を決めて4点差まで詰め寄ると、直後に2本のフリースローを獲得。しかし、ブラウンが2本とも外し、点差は変わらない。同19秒のタイムアウト直後にブラウンの得点で2点差まで詰め寄り、残り時間はファウルゲームを仕掛けると、4点ビハインドを背負う同2秒に辻が3ポイントを記録。それでも、タイムアウト後にファウルできず、最終スコア69-70で敗れた。
なお、3戦3敗でグループ最下位に沈んだ日本は、25日に敵地でのフィリピン戦に臨む。
【試合結果】
日本 69-70 チャイニーズ・タイペイ(@横浜国際プール)
JPN|11|24|14|20|=69
TPE|17|12|22|19|=70