2018.02.21

【W杯予選直前情報】男子日本代表が練習を公開。ラマスHC「このメンバーがベスト。この12名で勝ちに行く」

チャイニーズ・タイペイ戦を控えた男子日本代表が練習を公開
バスケットボールキング編集部

チャイニーズ・タイペイ戦は「非常に大切な一戦とチーム全体で認識」

練習の最後にハドルを組み、ラマスHCが選手を鼓舞した


 2月22日、「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2)」チャイニーズ・タイペイ戦に臨む男子日本代表が、前日練習をメディアに公開した。練習後、報道陣の前に立ったフリオ・ラマスヘッドコーチは、負けられない一戦を前に、「私だけでなくスタッフも含めたチーム全体が非常に大切な試合であると認識している」と、大一番に挑む心構えを語った。

 「ケガ人が多く、またエントリーに間に合わなかった選手もいたが、今起用できる選手でチームを作った。このメンバーがベスト。何としても勝てるように100パーセントの力を発揮したいと思っている」と、ラマスHCは静かな口調ながら、負けられない試合に向けて強い意志を示した。

 対戦するチャイニーズ・タイペイでマークしなければいけない選手を「(クインシー)デービスとツォー(イーシアン)」と言及。「この2人が内外でキーになる選手。ここを押さえなければいけないが、他にも注意しなければいけない選手もいる。広い視野を持ってディフェンスをしなければいけない。また相手の速攻を止めることにも気を配らなければいけないだろう」と、明日の対戦に向けてのポイントを語った。

富樫、馬場がWindow1のメンバーから離脱。それでも「この12名で戦う」

「今回選んだ12名が現在のベストメンバー」とラマスHC


 今回のエントリーから日本代表でも得点源の1つになっている富樫勇樹千葉ジェッツ)と、昨年11月のWindow1で先発出場を果たした馬場雄大アルバルク東京)が外れることになった。「富樫は先週の水曜に今回のエントリーから外すことを決定した。馬場も先週、ケガの状態が良くならないと判断して、12名に入れないことを決めた。フィリピンにも連れていく予定はない。この12名で(Window2を)戦う」と、ラマスHCは決意を固めている。

 「明日も会場が満員になると聞いている。サポーターの応援には感謝するばかり。勝ちに行くので期待してほしい」と、ラマスHCは最後にファンに向けてメッセージを送った。日本代表の奮闘に期待するばかりだ。

文=入江美紀雄

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