【W杯予選直前情報】驚異的な回復力で最終メンバーに滑りこんだ辻直人「チームに勢いを」

シューターとしての役割が期待される辻

バスケットボールキング編集部

バスケ情報専門サイト

　2月22日に「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選（Window2）」のチャイニーズ・タイペイ戦に臨む男子日本代表が、21日に前日練習を実施。練習後、辻直人（川崎ブレイブサンダース）が報道陣の前に立ちインタビューに応じた。

　1月27日に行われた千葉ジェッツとのB1リーグ第17節第2戦で左足関節ねん挫のケガを負った辻。全治3～4週間程度と診断されていたが、約2週間後に早期復帰を果たし、今回の最終メンバー12名にも名を連ねた。

　辻は「直前でケガをしてしまって、どうかなと思ったんですけど、なんとか選んでもらえるように間に合った。不幸中の幸いと言うか、本当に嬉しいですね」と素直に喜びを表現。現在のチーム状況を問われると、「前回よりもチーム力は上がっている」と述べ、「本戦（Window1）は選ばれてはないですけど、直前まで一緒に合宿をしてきたので、システムの理解度やみんなの反応とかも前回より上がっていると思う」と手応えを感じているようだ。

　そして、2連敗で迎えるホームでのチャイニーズ・タイペイ戦に向けては、「一瞬のためらいが全部悪い方向に行ってしまうので、思いきった判断が重要になってくる」と口にし、「プレースタイルは変えず、チームに勢いを与えるシュートはもちろん、どんどんアシストもしていきたい。出る時間は数分かもしれないですけど、その数分に全力を尽くしたい」と意気込みを述べた。