2月24日、FIBAアジアカップ2021予選(Windows1)が台北市の台北和平体育館で開催され、男子日本代表はチャイニーズ・タイペイを相手に96-57で勝利した。
先発ポイントガードを務めた富樫勇樹は、「本当にいいスタートが切れた」と快勝を喜んだ。個人としては昨年2月のカタール戦以来となる日本代表復帰戦となったが、「あまり1年空いたという感じはなくて、普段と変わらずにできたかなと思う」と気負うことなく試合に臨んだことを明かした。
この試合、第3クォーターには相手の得点を6点に抑えるなどディフェンスが機能した。富樫も「チームとして、2月に入ってからの合宿はずっとそこにフォーカスしてやってきた」と明かし、「足元まで入ろう、一歩詰めようというディフェンスで相手もすごく嫌がっていたイメージ。チームとしてやってきたことの結果が出た」と一定の手応えを得た様子だった。
また、17得点19リバウンド7アシストと躍動したライアン・ロシターについては「いつボールを預けても安心できる選手。ビッグマンだけど、ポイントガード2人でやっているように感じるくらい器用」と絶賛。さらに、ロシターの存在は練習中からチームに好影響を与えているようで、「練習でライアンが率先してオフェンスリバウンドに飛び込んでくれたことによって、ボックスアウトの意識も一層高まったと思う。練習中から彼はかなりチームの助けになっている」と話した。
取材協力=小永吉陽子