2020.02.26
2月24日、FIBAアジアカップ2021予選(Windows1)が台北市の台北和平体育館で開催され、男子日本代表はチャイニーズ・タイペイを相手に96-57で勝利した。
2020年初陣勝利で飾ったフリオ・ラマスヘッドコーチは試合終了直後のインタビューで、「ディフェンスもよくできていて、いい内容だった。点差がこれだけ広がったということは、チャイニーズ・タイペイも自分たちがやりたいことができていなかったということ。本当に満足している」と喜びをあらわにした。
また、新戦力のライアン・ロシターと金丸晃輔についても言及し、「2人ともすごく良かった。ロシターはディフェンスリバウンドですごく貢献して、得点力も高かった。金丸の得点能力に関しても申し分なく、ディフェンスでもすごく頑張ってくれた」と、ともにチーム最多の17得点を記録した2人を褒めたたえた。
この試合では富樫勇樹、安藤誓哉、ベンドラメ礼生らポイントガード陣をこまめに入れ替えながら運用した。ラマスHCはこの起用法に関して「ポイントガード陣のハードなディフェンスとそこからの速攻がすごく効いていた。1人の選手が疲れたらフレッシュな選手を入れるというローテーションが、いい流れを作っていたと思う」と手応えを感じていた様子。
東京オリンピック開幕を7月に控える中、「今後、選手たちには何を求めるか」という質問に対しては「まずはオリンピックでの目標をクリアにしてもらいたい」と回答。アジアで結果を出している一方で、昨年のワールドカップでは5戦全敗を喫したという日本代表の現状を説明しつつ、「世界のトップ10に入るようなチームから、まずは1勝を挙げること」を目標に努力してほしいと話した。また、そのためにも「アスリート能力の向上」が必要だとして、「アスリート能力は大会の直前になって準備できるものではないので、今から数カ月かけて準備していくことが必要。食生活にしろ、フィジカルトレーニングにしろ、すべての面で個人としてレベルアップして、そういった個々の力がチームとして結束したときに日本代表はもっと強いチームになっていくと思う」とコメントした。
取材協力=小永吉陽子
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