2020.02.24

フリオ・ラマスHC、チャイニーズ・タイペイ戦は「1ポゼッションあたりの失点数」にこだわる

男子日本代表を率いるラマスHC[写真]=小永吉陽子
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 2月23日、今年初の代表戦となる「FIBAアジアカップ2021予選Window1」のチャイニーズ・タイペイ戦を翌日に控える中、日本代表のフリオ・ラマスヘッドコーチがメディアの取材に応じた。

 日本代表にとっては久々の公式戦となるチャイニーズ・タイペイ戦。ラマスHCはディフェンスについて、「1ポゼッションあたりの失点数を0.9以下に抑える」ことを目標に掲げた。一方オフェンスでは、「速攻からの得点」と「練習してきたセットプレーでいい結果を出したい」と意気込む。セットプレーに関しては練習期間の短さもあってか「すべてを完璧にこなせるとは思っていません。試合の中で修正していければ一番いい」と話した。

 今回のメンバーには久々の代表復帰となる金丸晃輔や、帰化選手として初選出されたライアン・ロシターなどが名を連ねている。ラマスHCは2人について「新しいチームメートたちと良い連係が取れることを願っている」と期待を寄せた。

 チームのキャプテンは竹内譲次富樫勇樹の2人が務める。その選出理由を「経験が豊富で、私のチームで3年間ずっと一緒にやっているので、私の考え方やゲームスタイルをよく理解している」と語ったラマスHC。若い富樫のキャプテン抜擢については、「練習にしろ試合にしろ、コートの中で起きることは先輩後輩は関係ないので、若い選手がキャプテンになっても自分はまったくおかしいとは思いません」とその考えを明かした。

 今回の試合は新型コロナウィルスの流行を受けて、無観客での実施が決定している。ラマスHCもこれに関して「すごく特殊なケースですが、スポーツよりもまずは人の健康が第一ですので」と十分な理解を示した。一方で「バスケットボールは観客がいてこそのスポーツ。今回のウィルスについてはすごく残念に思っていますし、できるだけ早くこの状況が良くなることを願っている」とコメントした。

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