2021.06.16

シュート精度に苦しんだ日本代表…比江島と金丸が12得点も中国に敗戦

中国戦に臨んだ日本代表[写真]=fiba.com
バスケ情報専門サイト

 6月16日、男子日本代表はフィリピンのパンパンガ州クラークにて、FIBAアジアカップ2021予選フィリピン大会の初戦となる中国戦に臨んだ。

 約1年4カ月ぶりの公式戦となった日本は富樫勇樹千葉ジェッツ)、安藤周人張本天傑(ともに名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、竹内公輔宇都宮ブレックス)、ギャビン・エドワーズ(千葉)というスターティング5でティップオフを迎えた。

 序盤は思うように得点が奪えないまま中国にリードを許すなか、日本は第1クォーター残り6分6秒に安藤周人の3ポイントでこの試合初得点を記録。しかし続く得点がなかなか生まれず、エドワーズが日本代表として初得点記録するも、残り3分15秒時点で点差を2桁まで広げられてしまう。それでも、交代で入った金丸晃輔シーホース三河)の3ポイントや張本の3点プレーでスコアを伸ばし、12-20と点差を縮めて最初の10分間を終えた。

 続く第2クォーターも思うようにスコアを伸ばせない時間帯が続くが、アーリーオフェンスからの竹内譲次アルバルク東京)の得点やエドワーズが積極的なオフェンスで相手のファウルを誘うなどして、日本もなんとか流れを引き寄せようと試みる。しかし、前半終了時点でフィールドゴール成功率が22.58パーセント(7/31)とシュート精度に苦しみ、結局20-32と点差を話されて試合を折り返すことに。

代表初得点を決めたエドワーズ[写真]=fiba.com


 後半が始まると、エドワーズが早々に4つ目のファウルを宣告されてしまいベンチに下がることに。日本はタイトなディフェンスで中国のオフェンスを止めつつ、比江島慎(宇都宮)や張本の3ポイントなどで粘り強くスコアを伸ばしていくが、点差を詰めることはかなわず35-50で第3クォーターが終了。

 迎えた最終クォーターでは序盤でさらに点差が拡大。それでも日本は比江島や金丸が続け様に3ポイントを沈め、渡邉飛勇(カリフォルニア大学デービス校大学院)の代表初得点も生まれるなど、徐々にリズムを取り戻していく。一時は7点様で追い上げるも、終盤にエドワーズがファウルアウトとなると、再び引き離されはじめ、最終的に57-66で試合終了。フィリピンでの3連戦は黒星スタートとなった。

期待の若手・渡邉飛勇(写真右から2番目)にも代表初得点が生まれた[写真]=fiba.com


 日本は金丸と比江島が12得点、張本が11得点をマークするも、チーム全体としてはフィールドゴール成功率が33.87パーセント(21/62)と思うようにスコアを伸ばせなかった。

■試合結果
日本 57-66 中国
JPN|12|8|15|22|=57
CHN|20|12|18|16|=66

男子日本代表の関連記事