馬場雄大が日本代表に合流「代表を引っ張っていく思いで頑張りたい」

日本代表へ合流した馬場雄大が記者会見に応じた

 東京オリンピックに臨む男子日本代表に選出された馬場雄大が15日、オンラインで記者会見に応じた。

 昨シーズン、オーストラリアリーグのメルボルン・ユナイテッドでプレーし、リーグ優勝を果たした馬場。新型コロナウイルスの影響もあり、日本代表でのプレーは2年ぶりとなるが、「この2年で自分がどれだけ成長したかを大きな舞台で表現できるのが楽しみ」とコメント。「楽しむことを忘れずに、感謝を忘れずにプレーしていきたい」と語った。

 2018−19シーズン終了後アルバルク東京を離れ、NBA挑戦を目指してGリーグのテキサス・レジェンズへと渡った。その後オーストラリアでプレーし、2シーズンにわたって海外で経験を積んだが、ディフェンス面での成長を特に実感しているという。

「(ディフェンスは)それまでも強みではあったが、アメリカ人選手やオーストラリア人選手に対しても徹底的に守れることが証明できた。そういう意味でもディフェンスは強みに挙げられると思う」

 また、オフェンスの部分でも成長を感じているといい、「外角シュートのところも2年前よりは成長している。得点のバリエーションという面では成長したところが見せられるかなと思う」と胸を張った。

 自身の強みであるディフェンスに特に磨きがかかったと話す馬場だが、技術面だけでなく精神面でも大きく成長しているようだ。

「外国の選手相手に全く抵抗がないですし、そういったところはゲームの入り方にもつながってくる。外国でプレーしている3人(渡邊雄太八村塁、馬場)とギャビン(エドワーズ)は抵抗なくプレーできる。初っ端からガチンコで力比べできると思う」

 馬場が名前を挙げた八村は、富山県の奥田中学校でともにプレーした仲だ。同郷の先輩・後輩コンビでオリンピックという大舞台へ立つこととなるが、「彼とプレーするたびに彼の成長を感じるし、僕自身の成長も感じている。成長した姿を見せられるのはすごく光栄なことだし、日本を背負って戦う舞台で確認できるのはなかなかないので、代表を引っ張っていく思いで頑張っていきたい」。
 
 馬場・八村が合流し、ようやく全選手が揃った男子日本代表は、16日にベルギー代表と、18日にフランス代表と国際強化試合を戦う。

 

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