2021.07.15

大勝したアルゼンチン戦についてアメリカ代表HC「良くなっていくきっかけに」

東京オリンピックで指揮官を務めるポポビッチHC(写真はオーストリア戦)[写真]=Getty Images
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デュラント、ビールなどスコアラーが活躍

 7月14日(現地時間13日、日付は以下同)、アメリカ代表はアルゼンチン代表とエキシビションゲームで対戦。この試合ではジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が右ひざの痛みで欠場したものの、前半からブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)といったスコアラーの活躍もあり、108-80で勝利を収めた。

 ナイジェリアとオーストラリアとのエキシビションゲームで2連敗を喫していたアメリカは、3連敗を回避して初白星を達成。しかし『The Score』によると、このアルゼンチン戦の前半、58-42と大幅にリードしながらも、ハーフタイム時のデュラントは、「ここまで十分にショットを決めることができていない」と、自分たちのパフォーマンスに満足していなかったそうだ。

「でも自分たちのやり方を最後まで貫けば、オフェンスから波に乗れるはずだ。ボールをキープし、相手の足を止めてリバウンドを奪い取る。そうすればオフェンスで優位に立てると思っている」と、ハーフタイム中に答えたデュラント。すると後半アメリカはギアを上げ、ディフェンスからの速攻、優れたボールムーブメントで攻撃を構築し、そして時には1対1など圧倒的な個人技で得点。最終的にアルゼンチンに28点差をつけて快勝することができた。

 試合後に指揮官のグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は、「今夜はディフェンスやリバウンドなどを試合の最後まで継続することができていた。この試合での結果が、今後我々がより良くなっていくきっかけになればいいと思う。こうやって戦いをこなしていくことは大切なこと。毎日少しずつ成長していけたらと思う」と、内容を振り返った。

 アメリカはデュラントとビールが17得点、ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)が15得点5リバウンド、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が13得点4アシストをマークした。17日にはオーストラリア代表とのエキシビションゲームが予定されている。

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