2021.07.16

ケビン・デュラントがネッツについて「自分たちが悪役だとは思わない」

今季はアービングとハーデンとともに優勝を目指したデュラント[写真]=Getty Images
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「僕らは毎日バスケットボールを楽しくプレーしているだけなんだ」

 今シーズン、ケビン・デュラントカイリー・アービングをすでに有していたブルックリン・ネッツは、大型トレードでジェームズ・ハーデンを獲得し、リーグと世界中に激震を起こした。プレーオフではアービングやハーデンのたび重なる故障の影響もあり、ミルウォーキー・バックスとのイーストカンファレンス・セミファイナルに敗れたものの、来季こそは優勝が期待されている。

 NBAの長い歴史を振り返っても、ネッツの“ビック3”のように全盛期のエリートスコアラーたちが1つのチームに集結した例は、決して多くはないだろう。夢のようなメンバーである一方で、スーパースターたちの一極集中を良く思わないファンもいるかもしれない。そこで『Sports Illustrated』は、今シーズンを終えたデュラントに「自分たちはリーグの悪役だと思うか?」と、インタビューしたという。

「思わないよ。それはいわゆる『見た目』がそう思わせているだけだろう?」と、答えるデュラント。「確かに僕らは全身真っ黒なユニフォームを着用していて、それにこのチームを代表する3人の選手(デュラント、アービング、ハーデン)を嫌っている人が多くいることも事実だ。でもそれは表面的に『悪役』と思われているだけで、僕らはそんな役に徹するつもりなんてない」と、コメント。

 さらにデュラントは続けて「僕らは技術面においても、極めて高いレベルに到達している。でも周りからは、悪役として認識されてしまう部分があるのかもしれない。けれど僕らは毎日バスケットボールを楽しくプレーしているだけなんだ」と、語ってみせた。

 今季のネッツは歴史的なビッグ3を誕生させたことで、ファンから多くの批判を浴びているかもしれない。だがデュラント本人は高いレベルでバスケットを追求し、そして純粋にプレーを楽しんでいることを打ち明けた。リーグの『悪役』だと思われることもあるのかもしれないが、そういった声をはねのけて、来季も素晴らしいパフォーマンスを披露してくれるだろう。

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