日本バスケットボール協会(JBA)は19日、佐古賢一氏が男子日本代表アシスタントコーチとアンダーカテゴリーの男子日本代表ヘッドコーチから離任すると発表した。
佐古氏は現在51歳。現役時代いすゞ自動車ギガキャッツとアイシンシーホース(現シーホース三河)でプレーし、天皇杯で12度、JBLで9度の優勝を経験した。また、日本代表としてアジア選手権やアジア大会など国際大会に多数出場し、『ミスターバスケットボール』と称された。現役引退後の2014年に広島ドラゴンフライズのヘッドコーチに就任したが、2017年をもって退団。その後男子日本代表のアシスタントコーチに就き、2018年からアンダーカテゴリーの指揮官を兼任していた。
JBAは理由について「A代表とアンダーカテゴリー代表との兼任による激務」と「代表合宿と国際大会の日程重複などの問題に関して佐古氏に過度な負担を強いてしまった」と説明。双方で協議し、合意のもと契約解除に至ったという。
JBAの三屋裕子会長は発表にあたり、以下のとおりコメントしている。
「佐古コーチが男子日本代表のアシスタントコーチに着任された2017年7月以降、男子日本代表チーム、そしてアンダーカテゴリーの男子日本代表チームは様々な経験をし、大きく成長しています。それも、今日までの佐古コーチの多大なるご尽力、ご指導があってのことと、感謝は尽きません。本日チームを離れることになりましたが、次のステップでの益々のご活躍を願っています。本当にありがとうございました」