7月29日、男子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表がスロベニア代表と対戦し、81−116で敗れた。
日本は序盤こそルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)を擁するスロベニアのハイペースな展開に食らいついたが、第2クォーター中盤に引き離され、41−53と12点リードされて前半が終了。
ビハインドを背負って突入した後半、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)を中心に得点を重ねるも、相手のアップテンポなバスケットに着いていくことができず、徐々に点差を広げられてしまう。最後まで食らいつく姿勢を見せたが、結局35点差で大敗を喫した。
この試合、チーム最長となる36分40秒の出場時間で34得点を記録した八村は、日本バスケットボール協会(JBA)を通じてコメントを発表。「ドンチッチ選手だけではなく、チームとしてスロベニアは強かったですし、とてもタフな試合でした。彼以外にもスコアできる選手がいることは予想していましたが、チームとしてスロベニアの方が素晴らしかったです」と相手を称賛した。
八村は26日に行われたスペイン戦に続き、チーム最多得点を記録。日本のファーストオプションとしてオフェンスをけん引したが、「個人として足りない部分もあり、チームとしても足りない部分があるからこそ、勝ちにつなげることができませんでした」と満足はしていない。
「ディフェンスでもオフェンスでも勝つためにプレーしています。その中で、僕が何点取っても取らなくても、全ては勝つためです。まだまだ足りない部分があったことで、今日も負けてしまいました」。
スペイン、スロベニアと2連敗を喫したことで、予選ラウンド突破に黄信号が灯った日本。8月2日に行われる最終戦ではアルゼンチン代表と対戦するが、45年ぶりとなるオリンピック勝利に向けてエースの活躍は必要不可欠だ。