2022.07.16

アジアカップ シリア戦で7本の3ポイントを沈めた富永啓生「自分の役割は果たせた」

シリア戦でも得意の3ポイントで存在感を放った富永[写真]=fiba.com
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 7月15日、男子日本代表はFIBAアジアカップ2022のグループステージ第2戦でシリアと対戦し、117-56という大差で2連勝を収めた。

 試合から一夜明けて、記者会見に応じた富永啓生は「自分たちのディフェンスからノーマークのシュートを作れたところが、あれだけ3ポイントが入って勝利できた理由だと思います」と試合を振り返った。

 個人としても7本の3ポイントを含む23得点と、トップスコアラーの須田侑太郎に次ぐ活躍を見せたが、「ノーマークのシュートを作ってもらっていたので、あとは自分が決めきるだけ。そこは自分の役割を果たせたかなと思ってます」と淡々と振り返る様からは、自身のシュート精度に対する自負も感じられた。

 今大会の日本代表メンバーのほとんどは7月初旬のワールドカップ予選から継続して選出されており、ともに練習して約1カ月となる。富永もチーム力の高まりを感じているようで、「1試合1試合、どんどん成長できているという実感があります」とコメント。具体的には「選手一人一人が自分の役割を理解してバスケットができるようになっている」と話しており、それはトム・ホーバスHCがシリア戦を振り返った際に放ったものと同じ言葉だった。

 選手、HCともども成長を実感している状況にある日本代表。次なる対戦相手は強豪のイラン代表となるが、富永は「相手がどこに限らず、自分たちのバスケットをやるだけだと思います」と気負った様子は見せず。今大会最初の山場と目される一戦に向けて、静かに闘志を燃やしていた。

 グループ1位突破をかけたイラン代表との試合は、日本時間7月17日19時30分ティップオフ予定となっている。

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