2022.11.06

新天地での成長を経て日本代表へ帰ってきたテーブス海「次のレベルに行くために…」

Window5の直前合宿に臨んでいるテーブス[写真]=日本バスケットボール協会
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 11月4日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window5の直前合宿に参加しているテーブス海滋賀レイクス)が記者会見を行った。

 合宿は11月1日から7日にかけて味の素ナショナルトレーニングセンターで実施。アウェーで行われる今回のWindows5では、11日のバーレーン戦、14日のカザフスタン戦に臨む。

 前回のWindow4には帯同せず、今年7月のアジアカップ以来の代表活動となったテーブスは、会見冒頭で「今までやってきたこと、自分たちのやりたいバスケットをして、2連勝して帰ってこれたらなと思います」と敵地での2連戦に意気込んだ。

 代表招集メンバーから比江島慎宇都宮ブレックス)と西田優大シーホース三河)がコンディション不良で離脱したことにより、チームの得点源が減ってしまったが、「キャッチアンドシュートだけじゃなくて、ピックからの3ポイントも狙いたいです。国際試合ではスイッチしてくる場面が多いので、自分にビッグマンがついた場面ではリングアタックだけでなく、逆に3ポイントを狙う練習などもしてきました」とテーブスは語り、積極的に得点を狙っていく姿勢を示した。

 前回の合宿後にはトム・ホーバスヘッドコーチから「3ポイントシュートの精度を上げてほしい」と言われたと話すテーブス。「今シーズンは(成功率が)上がってきているので積極的に打っていこうと思います」という言葉のとおり、宇都宮ブレックスでプレーした昨シーズンは3ポイントの成功率が32.0パーセント(103本中33本成功)だったのに対し、滋賀に移籍した今シーズンはここまでで40.7パーセント(54本中22本成功)を記録している。

「宇都宮にいたときは得点を求められておらず、ゲームをコントロールするのが役割でした。滋賀ではもちろんゲームコントロールも大事ですけど、チームのために得点を取らなければいけない試合が続いて、貴重な経験ができました」

 今回の移籍について「次のレベルに行くためには、自分の持ち味をどんどん出せる環境にいたかった」と話すテーブスは、「得点も取れるということをある程度証明できたと思います」と新天地での手応えについて語った。開幕から好調を維持する司令塔は、日本代表でどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。

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