2023.12.09

インカレ女子決勝は5年連続同一カード…V6東京医療保健大は苦しみながらも準決勝突破

[写真]=兼子愼一郎
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 12月9日、大学バスケの日本一を決める『第75回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ2023)』は大会8日目を迎え、女子準決勝2試合が国立代々木競技場第二体育館で行われた。

 準決勝1試合目は、第1シードの白鷗大学(関東1位)が73-54で拓殖大学(関東3位)を下し、5年連続決勝進出を果たした。前半から大量リードを奪った白鷗大は、三浦舞華が6本の3ポイントを含むゲームハイの24得点と大当たり。前回大会で敢闘賞とリバウンド王に輝いたオコンクウォ・スーザン・アマカも、初戦から3試合連続ダブルダブルとなる21得点25リバウンドをマークし、チームを頂上決戦へと導いた。

 続く準決勝2試合目は、インカレ6連覇中の東京医療保健大学(関東2位)が、65-53で日本経済大学(九州1位)に勝利した。ノーシードから快進撃を見せてきた日本経済大が攻守に奮闘し、4点差で最終クォーターに突入する大接戦だったが、最後は“女王”東京医療保健大がファウルトラブルに陥りながらも、じわじわとリードを拡大。前人未到の7連覇に王手をかけた。

 グループステージから勝ち上がり、初のベスト4進出となった日本経済大は、この日も身長198センチを誇る1年生のファール・アミナタが16得点10リバウンドの活躍を見せたものの、頂上決戦には届かず。明日10日15時から行われる3位決定戦で拓殖大と対戦することになった。

 東京医療保健大と白鷗大がインカレ決勝で対戦するのは5年連続6度目。2016年の68回大会では、東京2020オリンピック銀メダリストの女子日本代表・林咲希(現富士通レッドウェーブ)を擁する白鷗大が初優勝を飾ったが、2019年の71回大会以降は4年連続で東京医療保健大に軍配が上がっている。

 東京医療保健大の7連覇か、白鷗大の7年ぶり2度目の優勝か。注目の決勝戦は明日10日17時00分から、国立代々木競技場第二体育館で行われる。

■ 大会8日目・12月9日の女子試合結果

<女子準決勝>

白鷗大学 73-54 拓殖大学
白鷗|22|19|16|16|=73
拓殖|12|10|15|17|=54

日本経済大学 53-65 東京医療保健大学
日経|18|13|13| 9|=53
東医|26| 9|13|17|=65

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