トヨタ自動車 アンテロープスは5月31日、大神雄子が今季限りで現役を引退することを正式発表した。
1982年生まれ、現在35歳の大神は、名古屋短期大学付属高校(現桜花学園高校)時代にウインターカップ3連覇を含む7つの全国タイトルを獲得。卒業後の2001年にジャパンエナジーJOMOサンフラワーズ(現JX-ENEOSサンフラワーズ)へ入団し、WNBAのフェニックス・マーキュリー、中国リーグの山西興瑞でもプレーした。トヨタ自動車には2015年から加入すると、今季は1試合平均8.0得点4.0リバウンド2.0アシストをマーク。チームは馬瓜エブリン、長岡萌映子などを獲得し大型補強を行ったが、惜しくも3位でシーズンを終えた。
『シン』のコートネームで選手やファンに愛され続けた大神は、チームの公式HPにて「トヨタ自動車アンテロープスを応援してくださる、 そしてバスケット、スポーツを愛する皆さんへ」と題し次のようなコメントを残した。
「こんにちは!シンです!8歳から始めたバスケットボール、そしてwjblでは、移籍、無所属、アメリカ、中国挑戦という年を過ごし、昨シーズンにて私のバスケット競技人生を終えましたことを改めてご報告させていただきます。長くやっていれば、もちろん色々なことがありますし、自分自身も喜怒哀楽をバスケットと共に感じ成長させてもらいました。また、挑戦することで、たくさんの方に出会い、刺激を受け、そのことがまた私のパワーになってコートに立ち続けることができました。本当にありがとうございました。」
「ただ、私の人生はこれが終わりでもなければ、始まりでもないですし、とにかく続いていくものです。これからどんなことがあるかはわかりませんが、『これも人生』な〜んてポジティブに、そして上機嫌になって乗り越えていきたいと思います‼まずは日々勉強。この思いをこれからも持ち続け、挑戦し続けたいと思います」
「トヨタ自動車アンテロープスのこれからのご活躍と、バスケット、スポーツ、この文章を読んでくださった全ての皆さんのご健康とご多幸を心から願っておりますっ!!本当にありがとうございました!!」
なお、大神は6月2日、自身のInstagram上でも同様のコメントを投稿している。