「FIBA 東京 2020 オリンピック予選大会」(以下OQT)の最終戦(対カナダ)を控え、日本代表が当日練習を行い、練習後には取材に応じた。
「勝って帰りたいと思いますので、日本らしいバスケをしっかり出していきたいです」とコメントしたのは、前日のベルギー戦で3ポイントシュート8本、24得点を挙げた林咲希(JX-ENEOSサンフラワーズ)。
カナダ戦に向けても「空いたら(シュートを)打つということをやれば結果は付いてくるので、迷わずに一本一本正確に打っていきたいです」と抱負を語った。
とはいえ、カナダの林へのマークは厳しくなるだろう。それは林も周知のこと。「センターにスクリーンに行ったり、自分以外の人を空ける動き、カッティングとかスペースを空ける動きをしたりすれば相手もどうついていいかわからなくなると思っています。その辺はイメージしているので大丈夫です」と、頼もしい言葉を発した。
実は林、ベルギー入りしてからはシュートタッチがしっくりこなかったという。それでもベルギー戦では「小さいメンバーで出たので、絶対に3ポイントシュートを打ってほしいというトムさん(ホーバスヘッドコーチ)のメッセージが伝わってきました。空いたらというかキャッチしたら3ポイントシュートを打とうと決めていました」と大爆発。だが、「点差が離れて自分の仕事ができるというのはまだまだ足りない」と、本人は決して満足はしていない。
日本のシューターは「次に進む」ためにも、「迷わず打ちたい」とカナダ戦での飛躍を誓った。
文=田島早苗