8月4日、女子バスケットボールの準々決勝が行われ、日本代表は86−85でベルギー代表に勝利し、日本バスケ史上初となるオリンピックで準決勝進出を果たした。
残り16秒、2点ビハインドの場面で逆転の3ポイントシュートを決めたのが林咲希(ENEOSサンフラワーズ)。この試合ではベルギーの徹底マークにあい、思いどおりのプレーがなかなかできなかったが、勝敗を決める場面で大仕事をやってのけた。
林の試合後のコメントを日本バスケットボール協会が掲載している。
決勝シュートを決めた場面を振り返った林は、「ボールをもらったときに3ポイントシュートラインから少し遠いところで受け、秒数も少なかったです。最初にシュートを狙ったときに相手が飛んでくれたので、そこからは練習通りのプレーでシュートを打つことができました。練習のおかげです」とコメント。
さらに「最後の場面でドライブの選択肢は、私の頭の中ではなかったです。自然の流れであのシュートになりました。怖さはなかったです。それまでシュートが落ちていましたが、それでもコートに立っている以上は自分の仕事を果たすことが使命だと思っていました」と、自分のプレーに迷いがなかったと語った。
「プレッシャーも感じず、ボールをもらったら打とうという役割は、変わらずできたと思います。自分が決めるという思いはなく、ボールを持っていた町田(瑠唯/富士通レッドウェーブ)選手が相手にプレッシャーをかけられてすごく苦しそうにしていたので、助けたいという気持ちだけでした」
その後、林は自身のSNSで想いを発信した。悲願の金メダル獲得に向け、日本には林の長距離砲が不可欠。それだけに、次戦でも活躍を期待したい。
ベスト4🔥
また試合できる💪🏻✨#AkatsukiFive#Basketball pic.twitter.com/MgpCCapIMm— 林 咲希/HAYASHI SAKI (@rmshjx7kiki) August 4, 2021