2024.02.09

女子日本代表が強豪スペインを11点差で撃破! パリ五輪世界最終予選白星スタートに成功

スペイン代表との試合に臨んだ日本代表[写真]=fiba.basketball
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 2月9日(現地時間8日)、ハンガリーにて「FIBA女子オリンピック世界最終予選(OQT)」が行われ、日本代表(FIBAランキング9位)がスペイン代表(同4位)と対戦した。

 4日間で3試合を行い、成績上位3チームに与えられるパリ2024オリンピックの出場権獲得を目指す過酷な大会。その初戦となるこの試合に恩塚亨ヘッドコーチは、宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)、山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、赤穂ひまわり、髙田真希(ともにデンソーアイリス)をスターティングファイブとして送り出した。

 高さで劣る日本は序盤からハードなディフェンスで相手にプレッシャーを与えつつ、林を筆頭に3ポイントで得点を狙うバスケを展開。また、機動力のある宮崎や山本がドライブからのレイアップにも成功し、第1クォーターを26-18と8点リードで終えることに成功する。

 第2クォーター立ち上がり、日本は馬瓜エブリン(デンソーアイリス)の連続得点で点差を2ケタに拡大。しかし、中盤は190cmの高さを誇るスペインのミーガン・グスタフソンに苦戦し、一時は3点差まで迫られる展開に。それでも林が3本の3ポイントを沈めるなどして再び点差を拡大し、46-36と10点リードでハーフタイムへ。

ハードなディフェンスと3ポイントで立ち上がりを制した[写真]=fiba.basketball


 後半に入っても流れは大きくは変わらず、日本はインサイドで失点しながらも、山本や髙田が要所で3ポイントを沈めてリードは譲らない。さらに、馬瓜エブリンが3点プレーを成功させるなどしてチームを盛り立て、第3クォーターも69-57とリードしたまま終了。

 迎えた最後の10分間。序盤に林と髙田が3ポイントを続け様に沈め、点差をさらに広げにかかる。終盤は時間を使いながらも山本が3ポイントを決めるなど、最後まで一切の油断は見せず。スペインに追い付かせることなくタイムアップを迎え、最終スコア86-75で、日本がパリ五輪出場に向けて大きな1勝を手にした。

要所での3ポイントや3点プレーが光った馬瓜エブリン[写真]=fiba.basketball

 日本は林が6本の3ポイントを含む20得点、馬瓜エブリンも同じく20得点をマークし、山本が15得点で続いた。また、チームとしては3ポイント成功率37.5パーセント(15/40)を記録している。

 次戦のハンガリー代表(同19位)戦は、9日26時(日本時間)ティップオフ予定。最終戦となるカナダ代表(同5位)戦は11日23時ティップオフ予定となっている。

■FIBA女子オリンピック世界最終予選
スペイン 75-86 日本
ESP|18|18|21|18|=75
JPN|26|20|23|17|=86

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