2024.02.10

日本代表が敗れ全チーム1勝1敗の大混戦…恩塚HC「勝利に導けなかったことを反省」

ハンガリーに敗れ1勝1敗となった日本代表・恩塚亨HC[写真]=fiba.basketball
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 2月10日(現地9日)、ハンガリー・ショプロンで「FIBAオリンピック世界最終予選2024(OQT)」が開催され、バスケットボール女子日本代表(FIBAランキング9位)は、ハンガリー代表(同19位)に75-81で敗戦。日本が所属するグループAは全4チームが1勝1敗で並び、最終戦を迎えることになった。

 試合序盤はチームコンセプトの“走り勝つシューター軍団”を体現する理想的な展開だった。体格差で上回る相手に豊富な運動量で食らいつき22-13の好スタート。しかし、中盤にインサイドで主導権を握られると、最後はアウトサイドからも果敢にシュートを打ち始めたハンガリーに押し切られ敗戦。完全アウェーの雰囲気のなか、山本麻衣と宮崎早織がチーム最多15得点を挙げるなど食らいついたが、あと一歩及ばなかった。

 試合後、フラッシュインタビューに応じた恩塚亨ヘッドコーチは、「アウェーで難しいゲームだったんですが、選手たちは本当によく頑張ってくれました。それを勝利に導けなかったことを反省しています」とコメント。

 勝利した初戦のスペイン戦では、40本もの3ポイントシュートを放ち相手を撹乱したが、この日は第3クォーターだけで24秒バイオレーションを2度とられるなど、後半はオフェンスで停滞する時間帯が散見された。指揮官は「研究されている中で(相手の対策を)超える準備をしていたものの、それを終始出しきれなかった。それが敗因だと思います」と、試合を振り返った。

 4チーム中3チームにパリ五輪出場権が与えられるグループAは、各チームが2試合を終えて1勝1敗で並ぶ大混戦。負ければ五輪出場を逃す可能性もあるなか、日本は日本時間11日23時ティップオフ予定の最終戦で、強豪のカナダ代表(同5位)と対戦する。「下を向かずに自分たちがやってきたことを信じて、もう一度仕切り直してチーム一丸で戦いたいと思います」と指揮官。中1日で迎える最終決戦の模様は、NHK BSとDAZNで中継される。

■試合結果
日本 75-81 ハンガリー
JPN|22|10|16|27|=75
HUN|13|19|21|28|=81

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