【12/19 NBA試合結果】10試合のうち5試合が2点差以内の決着、セルティックスやウォリアーズが接戦を制す

劇的勝利に喜びを爆発させるロジアー[写真]=Getty Images

 12月19日(現地時間18日)、NBAでは10試合が行われ、そのうち5試合が2点差以内の決着という展開となった。ここではその5試合を紹介したい。

 オクラホマシティ・サンダー対デンバー・ナゲッツの試合は、残り2秒で決めたラッセル・ウェストブルックのフリースローで勝ち越し、サンダーが95-94で勝利。ウェストブルックはシーズンハイとなる38得点に加え、9リバウンド6アシスト3スティールと大車輪の活躍を見せた。

 続いてはミネソタ・ティンバーウルブズとポートランド・トレイルブレイザーズの試合。第4クォーター残り3分14秒でデイミアン・リラードのレイアップが決まって101-105でブレイザーズがリード。するとジャマール・クロフォードの3ポイントプレーが決まってウルブズが104-105と1点差に詰め寄る。そこからジミー・バトラーがフリースロー2本を決めてウルブズが106-105で逆転。しかし残り約44秒にC.J.マッカラムがプルアップジャンパーを沈めて再度ブレイザーズが1点リードするも、最後はバトラーが残り約2秒にフリースローを2本着実に決め、108-107でウルブズが白星を手にした。試合後、現地メディア『ESPN』に対して「俺が歩くことができる限り、彼らと戦うつもりでいたまでさ」とバトラー。ウルブズは、そのバトラーが37得点、クロフォードがシーズンハイとなる23得点を挙げている。

 シカゴ・ブルズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズによるゲームは、残り約42秒にリードを5点に広げる貴重な3ポイントシュートをニコラ・ミロティッチがねじ込み、ブルズが117-115で勝利。これでブルズは今季チームベストの6連勝。

 ボストン・セルティックスとインディアナ・ペイサーズの一戦は、試合終了まで気の抜けない展開となった。第4クォーター残り約19秒で107-111とペイサーズが4点リードするも、セルティックスはカイリー・アービングが3ポイントシュートを決め、ペイサーズ最後のオフェンスでテリー・ロジアーが値千金のスティールを奪うと、そのままダンクへ持ち込み、スコアを112-111とし、セルティックスがアウェーで貴重な勝利を手にした。試合後にロジアーは現地メディア『ESPN』に対して「ボールを奪った直後に残り時間を見たんだ。そしたらあと4秒あった。そこでまだ時間があると悟ったんだ」と語っている。セルティックスではカイリーが30得点、アル・ホーフォードが14得点10リバウンド9アシスト、ジェイソン・テイタムが16得点5リバウンド4アシストをマーク。対するペイサーズでは、ビクター・オラディポがゲームハイの38得点と爆発するも、勝利には一歩届かなかった。

 そして、ハーフタイムにコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の永久欠番セレモニーが行われたロサンゼルス・レイカーズ対ゴールデンステート・ウォリアーズの試合はこの日唯一となる延長戦へ。互いにスコアを重ねる展開の中、残り7.3秒にケビン・デュラントのプルアップジャンパーが鮮やかにネットをくぐり抜け、ウォリアーズが116-114で競り勝った。ウォイアーズはステフィン・カリードレイモンド・グリーン、ザザ・パチューリアの先発陣とショーン・リビングストンを欠いていたとはいえ、若手中心のレイカーズは“偉大な先輩”コービーの前で最後まで戦い抜いた。

■そのほかの試合結果(右側がホーム)
ニューヨーク・ニックス 91-109 シャーロット・ホーネッツ
マイアミ・ヒート 104-110 アトランタ・ホークス
ユタ・ジャズ 99-120 ヒューストン・ロケッツ
フェニックス・サンズ 97-91 ダラス・マーベリックス
ロサンゼルス・クリッパーズ 91-109 サンアントニオ・スパーズ

ロケッツはジャズ戦の勝利で14連勝。センターのカペラが24得点20リバウンドの大活躍[写真]=Getty Images

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