2018.01.04
今夏ボストン・セルティックスにトレードで加入したカイリー・アービングが、セルティックスのチーム記録を更新した。
EliasSports によると、NBA史上最多となる17個の優勝回数を誇る名門、セルティックスの一員として出場した最初の30試合で650得点以上挙げた選手はこれまで皆無だったものの、カイリーは今季、30試合で726得点(平均24.2得点)を奪取し、新記録達成となった。
Kyrie Irving’s 20 points on Saturday brings his total to 726 points in 30 games with the Celtics. No player had ever topped 650 points in his first 30 games for Boston, much less 700. Dominique Wilkins now 2nd on that list for Boston with 649 points thru 30 games. @EliasSports pic.twitter.com/mlS79OBrN7
— NBA History (@NBAHistory) December 17, 2017
これまでの記録は1994-95シーズンに649得点(平均21.6得点)をマークしたドミニク・ウィルキンズ(元アトランタ・ホークスほか)だったことから、カイリーは大幅に記録を更新したと言えるだろう。
ちなみに、ラリー・バード(元ボストン・セルティックス)はルーキーとして臨んだ1979-80シーズンに573得点(平均19.1得点)、昨季限りで現役を引退したポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)が、同じくルーキーとして臨んだ1998-99シーズンに465得点(平均15.5得点)という数字を最初の30試合で残していた。
一方、ヒューストン・ロケッツにトレードで加入したクリス・ポールが樹立した記録もすばらしいものだ。現在チームは13連勝を記録しており、リーグトップの勝率を残しているのだが、ポールはロケッツの一員として先発出場した試合では14連勝という、見事な成績となっている。
Chris Paul is the first player to start and win his first 14 games with a new team since starters were first indicated on box scores (1970-71) @EliasSports. pic.twitter.com/HnTPLbxfIW
— NBA History (@NBAHistory) December 17, 2017
ゴールデンステート・ウォリアーズとの開幕戦に出場後、ヒザの負傷により欠場。約1か月後となった11月17日(現地時間16日)のフェニックス・サンズ戦から復帰したポールは、新加入チームで先発出場して14戦負けなしと、驚異的な勝率を誇る。
EliasSports によれば、この記録はボックススコアにスターターを示すようになった1970-71シーズン以降、史上初の記録というすばらしいものとなった。ポールは連勝中、シューティングスランプに陥ることこそあったものの、ここ6試合はフィールドゴール成功率50パーセント以上、現在5試合連続で20得点以上と、シュートタッチも好調だ。今後、この記録はさらに更新する可能性を秘めているとはいえ、現時点でも文句なしのインパクトを残しているということがわかるだろう。
https://twitter.com/HoustonRockets/status/942393963138318336
カイリーとポールというリーグトップレベルのポイントガードたちが、今後どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、大いに期待したいところだ。
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