2018.01.09

【NBA】レジェンド選手でも難しい? オールNBAファーストチーム選出の壁

優勝経験あり、オールスターには5度以上選出された経験を持つアレン(右)とビラップス(左)も、ファーストチームには縁がなかった[写真]=Getty Images
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 2018年のバスケットボール殿堂入り候補として発表されたレイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか)とチャウンシー・ビラップス(元デトロイト・ピストンズほか)。共にNBAで優勝経験があるだけでなく、アレンは通算3ポイントシュート成功数(2,973本)で歴代トップ、ビラップスは2004年にファイナルMVPに輝いた実績がある。オールスターには複数回選出されたものの、アレンとビラップスがオールNBAファーストチームに選出されたことは、一度もない。

 オールNBAファーストチームは、各シーズンにおける“ベスト5”のようなもの。ガード×2名、フォワード×2名、センター×1名で構成されるアワードで、1946ー47シーズンからファーストチーム、セカンドチームとして計10選手が選出されており、88ー89シーズン以降はサードチームも加わり、毎年15選手がオールNBAチームに選ばれてきた。

 オールスターではイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスから各12名、計24名選ばれるものの、オールNBAチームはわずか15名、特にファーストチームは毎年5人しか選ばれることのない、非常に狭き門なのだ。

 そのため、優勝やファイナルMVP、新人王といった経歴を持つ選手でも、一度もオールNBAファーストチームに選ばれることなくキャリアを終えた選手は数多い。ここでは、オールNBAファーストチームに一度も選ばれることのなかったレジェンドを紹介していきたい。

■オールNBAファーストチーム未選出の選手たち(一部の選手のみ)
レイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか)
 最も近づいたのは2004ー05シーズンだったが、スティーブ・ナッシュ(当時フェニックス・サンズ)とアレン・アイバーソン(当時フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の壁に阻まれ、セカンドチームに終わる。

チャウンシー・ビラップス(元デトロイト・ピストンズほか)
 最も惜しかったのは2005ー06シーズン。ピストンズはリーグトップの64勝を挙げていたのだが、ナッシュとコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)のポイントを上回ることはできず、ファーストチーム入りを逃す。

ショーン・ケンプ(元シアトル・スーパーソニックスほか)
 1994年から3年連続でセカンドチームに選出されたものの、ファーストチーム入りならず。いずれの年も、カール・マローン(当時ユタ・ジャズ)とスコッティ・ピペン(当時シカゴ・ブルズ)がケンプのポジション、フォワード枠でファーストチーム入りしている。

ケンプ(左)の前に立ちはだかったマローン(右)はファーストチーム選出11度を誇り、NBA歴代2位となる通算3万6,928得点の記録を持つ[写真]=Getty Images

ディケンベ・ムトンボ(元アトランタ・ホークスほか)
 2000ー01シーズンに自身最高となるセカンドチーム入り。しかし、当時はシャキール・オニール(当時ロサンゼルス・レイカーズ)がリーグ最強センターの名を欲しいままにしていたため、ファーストチーム入りならず。

レジー・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ)
 1995、96、98年にオールNBAチーム入りしているが、いずれもサードチーム止まり。マイケル・ジョーダン(当時シカゴ・ブルズ)、ジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ)、アンファニー“ペニー”ハーダウェイ(当時オーランド・マジック)、ゲイリー・ペイトン(当時シアトル・スーパーソニックス)のポイントを超えることはできなかった。

ケガに泣かされたハーダウェイ(左)だが、ミラー(右)にはない、2度のオールNBAファーストチーム入りという実績は称賛に価する[写真]=Getty Images

ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)
 2008ー09シーズンに自身ベストとなるセカンドチーム入りを果たすも、フォワード枠のレブロン・ジェームズ(当時クリーブランド・キャバリアーズ)とダーク・ノビツキー(ダラス・マーベリックス)という両輪の壁はあまりにも高かった。

 ちなみに、オールNBAファーストチームに選出されたトップ回数は11回。そしてこの記録を保持しているのはマローン、コービー、レブロンと、ここに紹介してきた選手たちが現役としてプレーしてきた時期とほぼ重なるのである。

 この3人は所属チームの大エースであり、毎年平均20得点以上を安定して記録してきた選手たちである。そして、もしレブロンが今季もオールNBAファーストチームに選出されるとなれば、NBA史上トップに躍り出ることとなる。今季ここまでのレブロンのプレーを見ていると、その可能性は高いと言えるだろう。