「俺がファンならカリーを見に行く」と大絶賛
3月8日(現地時間7日)、シャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)がTNTのNBA番組『Players Only』に出演した。
番組内で、シャックは現在のお気に入り選手、ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)について語った。
「(カリーが)知ってるかはわからないが、今の俺のお気に入り選手は彼なんだ。彼は本当にすばらしい選手で、彼のプレーを見るのは大好きだ」と絶賛。
シャックが現役を引退したのは2010-11シーズン。カリーがNBA入りしたのは09-10シーズンのため、両者がNBAで現役だったのは2シーズンのみ。ただデビュー当時のカリーはスコアラーとして平均20得点近くを挙げていたものの、現在ほどのアンストッパブルな選手ではなかった。
そのため、シャックは現役引退後、TNTのコメンテーターとしてカリーの成長を見届けてきたこととなる。3月7日(同6日)にTNTで放送されたウォリアーズ対ブルックリン・ネッツ戦で、カリーは第1クォーターに連続スティールを奪い、試合をとおして6本の3ポイントシュートを決めるなど34得点を記録し、ウォリアーズを勝利へと導いている。
どうやらシャックは、カリーが持つ天性のシューティングセンスを見て楽しみ、どこか嫉妬している部分もあるのかもしれない。いずれにせよ、シャックがインサイドを支配していた90年代後半から00年代中盤にかけて、カリーのように3ポイントシュートを軽々と決め、平均30得点近くを稼ぐ選手がいなかったことも、その背景にあるのではないだろうか。シャックはさらにこう続けた。
「もし俺がファンで、誰かのプレーを見るために金を払わなきゃならないとしたら、迷うことなくゴールデンステートに行って、(ホームのオラクル・アリーナで)彼のプレーを見るね」。
カリーの人気はNBAでも1、2を争う高さなのは言うまでもない。そう考えると、シャックのようなレジェンドが夢中になってしまってもおかしくはない。そしてシャックと同じようなことを考えているファンが、世界中に大勢いるのではないだろうか。