2018.04.14
2月17日(現地時間16日)、現地メディア『THE ATHLETIC』の編集長、ティム・カワカミ氏が担当する「TK Show」のゲストとして、ジェリー・ウエスト(元ロサンゼルス・レイカーズ)が登場した。
ウエストはレイカーズ史上屈指のスコアリングガードであり、NBAロゴのモデルにもなったレジェンド。現役引退後はレイカーズのGMやメンフィス・グリズリーズのGM、ゴールデンステート・ウォリアーズの理事会の一員を歴任し、現在はロサンゼルス・クリッパーズのコンサルタントを務めている。
この「TK Show」でウエストは、2年連続でオールスター選出を果たしたウォリアーズが誇る“オールスター・カルテット”、ステフィン・カリー、ケビン・デュラント、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンについて自身の印象を語っていた。
まず、ケビン・デュラントについて「私がこれまで見てきた中で、お気に入りの選手の1人なのは間違いないね。彼のサイズとゲームで残す効率性は恐ろしいくらいだ」と絶賛。206センチながらガードのように動くことができ、どこからでもショットを決めることができるデュラントのような選手は、ウエストが現役だった1960年代から70年代中盤にかけてはいなかったはずだ。
続いてカリーについて、ウエストはこう語った。「彼が幼い頃は、小さかったこともあって、まるで隣の家にいるような子だった。でも一緒にプレーしてみると、「なんてこった。こいつはやばいぞ」って気づかされるんだ。このギャップはきわめてユニークなコンビネーションだと思うよ」。“ベイビーフェイス・アサシン”(童顔の暗殺者)の異名を持つカリーを端的に表していた。
トンプソンに対しては「彼は黙々とコートで自身のプレーを遂行する。何かを探して集中力を欠くなんてことはいっさいない。非常に競争的なんだ」と語った。冷静沈着ながら、トンプソンが内なる闘志を常に秘めていることを明かし、トンプソンの姿勢を称賛。
最後、グリーンについて聞かれると、「ゲームの中でチームを良い方向へとプッシュできる」と切り返すと、この4人をとおして「本当にユニークな選手たちがそろっているから、彼らを見るのは今でも楽しいよ。私は彼らのうち、何人かはよく知ってるから、今でも応援している」という言葉を残している。
ウエストがウォリアーズの理事会を務めていた期間は2011年から昨年6月にかけてのことだった。そのため、トンプソンとグリーンは彼らがドラフト指名された頃から知っているのだろう。
全体的に見て、ウエストが言うようにウォリアーズが誇るこのカルテットは個性もさまざま。それぞれが異なった色を持ちながら、チームとして見事にまとまっていることがわかるコメントとなった。
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