【NBA】レジェンドのアイバーソンが新人シモンズを称賛「彼のような考え方を持つ選手はなかなかいない」

アイバーソン(右)が今季の新人シモンズ(左)をポッドキャスト内で称賛した[写真]=Getty Images

アイバーソンがシモンズの年齢離れした考え方を絶賛

 3月20日(現地時間19日)のシャーロット・ホーネッツ戦。フィラデルフィア・セブンティシクサーズの新人ポイントガード、ベン・シモンズが15アシストを記録。

 これにより、シモンズは今季、10アシスト以上を19試合で残し、フランチャイズ新記録を更新。これまでの記録が1996-97シーズンにアレン・アイバーソン(元シクサーズほか)が残した18試合だったこともあり、シモンズは殿堂入りした偉大な先輩の記録を上回ることとなった。

アイバーソンが新人時に残した平均7.5アシストは、キャリアで2番目に多い記録だった[写真]=Getty Images

 そんな中、アイバーソンが『Zoo’s Views』のポッドキャストに登場。シクサーズでプレーするルーキー、シモンズについてこのように語った。

 「俺はこれまで、彼の年齢(21歳)よりも上の偉大なプレーヤーを何人か見てきた。でも彼のような考え方を持つ選手は、普段なかなか見ることがない。高い身体能力という面では、これまでひっきりなしに見てきた。でも彼のような考え方を持つ選手はそうお目にかかれない。彼は効果的な方法でゲームをプレーしているね」。

 ちなみにルーキーシーズンのアイバーソンは、平均23.5得点4.1リバウンド7.5アシスト2.1スティールを挙げ、新人王を獲得。特に強烈だったのはシーズン終盤のこと。97年4月8日から15日(同7日から14日)にかけて、なんと5試合連続で40得点以上という驚異的なパフォーマンスを見せていた。

 シモンズにはアイバーソンのような爆発的な得点力こそないものの、3月22日(同21日)終了時点で平均16.1得点7.8リバウンド7.9アシスト1.7スティールとオールラウンドな成績。3ポイントシュートは10投中成功ゼロながら、208センチという自慢の高さと身体能力を駆使してフィールドゴール成功率53.6パーセントと高確率で得点している。

謙虚かつ成熟した考えを持った異色のルーキー

 シモンズはホーネッツ戦で11得点12リバウンド15アシストを記録し、自身9度目のトリプルダブルを達成。試合後、現地メディア『Philly.com』に対し、このように語っている。

 「たぶん、これまでで最もイージーなトリプルダブルだった。チームメートの調子が良かったからね。調子の良いチームメートを探して、僕はスクリーンをセットしただけさ」。

 チームメートの動きや調子を把握し、シモンズはゲーム中、見事なおぜん立てをしたのである。そんなシモンズもレジェンドであるアイバーソンの言葉はうれしかったようだ。

 「なんだか非現実的みたいだ。シーズン中、僕はすべてを集中させることはハードなことだと思ってる。だから今は、何が起きているのかを受け入れて、そのことに対して深く感謝するようにしている」と語っていた。

 こういったコメントを見ていくと、確かにシモンズは、とても謙虚な好青年であり、21歳とは思えない成熟さを感じさせる。

トレーニングに励むシモンズ。好きな音楽はオペラというのも、独特の存在感を放つのに役立っているのかもしれない[写真]=Getty Images

 「僕らは今、プレーオフで勝利することができるか心配している。でも(アイバーソンからの声を)聞くことができて本当にうれしい。でも僕にはまだまだ長い道のりがある」。

 新人王有力候補の1人に挙がっているシモンズ。シクサーズの偉大な先輩、アイバーソンからの称賛を胸にしまい、今後もチームの司令塔として、勝利をもたらすことだろう。

豪快なダンクをたたき込むシモンズ。プレーオフでも期待がかかる[写真]=Getty Images

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