4月15日(現地時間14日)から、計16チームによる今シーズンの王座を懸けた激闘、「NBAプレーオフ2018」が幕を開ける。そこでバスケットボールキングでは、プレーオフ出場チームやシリーズ勝敗予想に加え、これまでのプレーオフにおける名シーンや印象的なシリーズ、ゲームなども順次お届けしていく。
<プレーオフ特別企画④>
プレーオフ記録集Part.2 1試合最多成績編
今回も、昨年までに行われたプレーオフにおける記録を紹介していきたい。Part.2では、1試合における最多成績を見ていこう。
※太字は現役、データは昨季プレーオフ終了時点
■1試合最多出場時間TOP5(1983-84シーズン以降)
1.ケビン・ジョンソン(元フェニックス・サンズほか):62分
2.カーク・ハインリック(元シカゴ・ブルズほか):60分
ジョン・サーモンズ(元サクラメント・キングスほか):60分
4.レイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか):59分
デリック・ローズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ):59分
ダン・マーリー(元サンズほか):59分
3度の延長戦で長時間出場
1位のジョンソンと4位タイのマーリーは、ブルズとの1993年NBAファイナル第3戦で記録。3度の延長となったこの試合で、ジョンソンは63分のうち62分、マーリーは59分に出場し、サンズはシリーズ初勝利を収めた。2位タイのハインリックは、2013年1回戦、ブルックリン・ネッツとの第4戦。こちらも3度の延長という長丁場だった。さらに、サーモンズ、アレン、ローズは、09年1回戦の同じ試合で記録。サーモンズとローズはブルズ、アレンはセルティックスの一員として、こちらも3度の延長を第6戦で戦った。
■1試合最多得点TOP5
1.マイケル・ジョーダン(元ブルズほか):63得点
2.エルジン・ベイラー(元ロサンゼルス・レイカーズ):61得点
3.チャールズ・バークリー(元サンズほか):56得点
マイケル・ジョーダン(元ブルズほか):56得点
ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか):56得点
現役トップはアイザイアが昨年残した53得点
プレーオフで60得点以上を記録した選手は、歴代でもジョーダンとベイラーしかいない。ジョーダンはセルティックスとの86年1回戦の第2戦、2度の延長にもつれた試合で達成。ベイラーは62年、セルティックスとのシリーズで残した。
なお、アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)は55得点で6位タイ。現役最多はアイザイア・トーマス(現レイカーズ)。セルティックスのエースとして臨んだ昨年、イースト準決勝第2戦でワシントン・ウィザーズを相手に挙げた53得点で14位タイにランクイン。
■1試合最多リバウンドTOP5(1983-84シーズン以降)
1.ビスマック・ビオンボ(オーランド・マジック):26本
ドワイト・ハワード(シャーロット・ホーネッツ):26本
アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか):26本
4.ティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ):25本
アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか):25本
ビオンボとハワードがトップタイ
ビオンボはトロント・ラプターズ在籍時の16年プレーオフ。クリーブランド・キャバリアーズとのイースト決勝第3戦で達成。ハワードはロケッツ在籍時の15年、ダラス・マーベリックスとの1回戦の第3戦で奪ってみせた。ちなみに、ハワードはプレーオフキャリア合計で20リバウンド以上を10回もマークしている。
■1試合最多アシストTOP5(1983-84シーズン以降)
1.ジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ):24本
アービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ):24本
3.スティーブ・ナッシュ(元サンズほか):23本
ジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ):23本
アービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ):23本
歴代屈指の名司令塔3選手が独占
83-84シーズン以降、20アシスト以上を記録した回数は、ストックトンが4回、マジックは10回と他を圧倒。ナッシュは07年、レイカーズとの1回戦、シリーズ第4戦で記録した。現役で記録したことがあるのはラジョン・ロンド(現ニューオリンズ・ペリカンズ)のみ。11年のニューヨーク・ニックスとの1回戦、当時セルティックスでプレーしていたロンドは、シリーズ第3戦でマークしている。
■1試合最多スティールTOP5(1983-84シーズン以降)
1.アレン・アイバーソン(元シクサーズほか):10本
2.ムーキー・ブレイロック(元アトランタ・ホークスほか):8本
ティム・ハーダウェイ(元マイアミ・ヒートほか):8本(2度)
クレイグ・ホッジズ(元ミルウォーキー・バックスほか):8本
アイバーソンがトップを保持
アイバーソンは、99年1回戦、オーランド・マジックとのシリーズ第3戦で、期間中における最多記録を達成。ブレイロックはホークス在籍時の96年1回戦、インディアナ・ペイサーズとの第3戦でマーク。ハーダウェイはゴールデンステート・ウォリアーズ在籍時に2度記録。現役では、6位タイでラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)とジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)が7本でランクインしている。
■1試合最多ブロックTOP3(1983-84シーズン以降)
1.アンドリュー・バイナム(元レイカーズほか):10本
アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか):10本
マーク・イートン(元ユタ・ジャズ):10本
4.ドワイト・ハワード(シャーロット・ホーネッツ):9本
サージ・イバカ(トロント・ラプターズ):9本
ほか7名
ハワードとイバカがランクイン
バイナム、オラジュワン、イートンがトップを占める中、現役のハワードとイバカがランクイン。特にハワードは、9ブロックを2度も記録。そのうちの1試合はマジックの大黒柱として臨んだ09年ファイナル、レイカーズとの第4戦で達成している。この記録はファイナルでは1試合最多記録である。
■1試合最多フィールドゴール成功数(1983-84シーズン以降)
1.マイケル・ジョーダン(元ブルズほか):24本
■1試合最多3ポイントシュート成功数(1983-84シーズン以降)
1.クレイ・トンプソン(ウォリアーズ):11本
■1試合最多フリースロー成功数(1983-84シーズン以降)
1.ダーク・ノビツキー(ダラス・マーベリックス):24本