ポール・ジョージが8本の3ポイントを含む36得点と爆発したサンダーがジャズを下す

ゲームハイの36得点と大暴れしたジョージ[写真]=Getty Images

“PG13”がサンダーをけん引し、まずはホームで1勝

 4月16日(現地時間15日)、オクラホマシティ・サンダーとユタ・ジャズのシリーズ第1戦が、サンダーのホーム、チェサピーク・エナジー・アリーナで行われた。

 試合はラッセル・ウェストブルック(サンダー)のダンクで始まると、ジョー・イングルズの3ポイントシュートを皮切りに、ドノバン・ミッチェルルディ・ゴベアらが加点し、ジャズが11連続得点の猛攻で11-2とリードを広げる。

 するとサンダーは、ウェストブルック、“PG13”ことポール・ジョージカーメロ・アンソニーが得点し、点差を縮めていった。第1クォーター残り3分2秒にウェストブルックがプルアップ・ジャンパーをねじ込んで、サンダーが16-16の同点とした。その後も両チームは交互に得点を重ね、同クォーターは25-25の同点で終えた。

 第2クォーターに入ると、サンダーが徐々に主導権を奪い、このクォーターを29-23で終える。ジョージはこのクォーターだけで14得点を挙げ、サンダーに勢いを持ち込むことに成功する。

 第3クォーターに入っても、ジョージの勢いは止まらず、序盤に2本の3ポイントシュートを決め、サンダーがリードする展開へと持ち込んでいった。ジャズは同クォーター序盤に3点差まで詰め寄るも、コーリー・ブリュワーやカーメロ、ウェストブルックらに得点を許し、徐々にリードを広げられていく。

この日決めた8本の3ポイントだけでなく、フローターやジャンパーなど、効果的に得点を挙げたジョージ[写真]=Getty Images

 最終クォーター残り3分20秒。スティーブン・アダムズのレイアップでサンダーが109-91と18点のリードを広げて勝負あり。ジャズは最後まで得点を重ねていったものの、最終スコア116-108でサンダーが逃げ切った。

今後の活躍を宣言したジョージ、ジャズは得点源のコンディションが心配

 勝利したサンダーはジョージがゲームハイの36得点と大活躍。11投中8本の3ポイントシュートを成功させるなど、コート上で強烈なインパクトを放った。ウェストブルックは29得点13リバウンド8アシスト、カーメロが15得点と続いた。

ウェストブルック(左)とカーメロ(右)も活躍し、好スタートを切ったサンダー[写真]=Getty Images

 敗れたジャズは、ミッチェルがチームトップの27得点10リバウンド。ゴベアが14得点を挙げるなど、計7選手が2ケタ得点を挙げて対抗したものの、逆転ならず。

 試合後、ジョージは記者たちに、自身の新たな呼び名として”Playoff P.”と語り、自信満々にこう続けた。

 「俺は毎晩、今日見せたようなレベルのプレーをチームに持ち込むつもりだ。確かに今夜は絶好調だった。だが、同等のレベルのプレーを毎晩チームにもたらすことができるだろう」。

 「彼(ジョージ)がアグレッシブな時は、ゲームそのものを変えてしまう。俺たちの仕事は彼を見つけ出し、イージーなショットを打たせること。彼がアグレッシブな状態をキープしている限り、俺たちはより良いチームになるだろう」とウェストブルックは言う。

 ジャズにとって気がかりなのは、ミッチェルのコンディションだ。後半途中に左足を痛めて離脱。コートに戻ってプレーしたものの、痛みに耐えながら散発的にプレーしていた。

 「僕は大丈夫。つま先をぶつけただけ。大したことじゃないよ」と語ったミッチェル。ジャズにとって最大の得点源であるミッチェルは、打倒サンダーを遂行するためには不可欠な存在。19日(同18日)に行われる第2戦でも、大量得点が求められる。

ミッチェルは27得点と奮闘。第2戦以降もジャズのスコアラーとして期待がかかる[写真]=Getty Images

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