今季平均19.4得点を残したタイリーク・エバンスがペイサーズと基本合意

キャリア9年を誇るベテランのエバンスがペイサーズへ[写真]=Getty Images

キャリア平均16.5得点4.8リバウンド5.1アシストを記録する万能戦士

 7月4日(現地時間3日)、リーグの情報筋が現地メディア『ESPN』に伝えたところによると、制限なしフリーエージェント(FA)となっていたタイリーク・エバンスが、インディアナ・ペイサーズと基本合意に達したことがわかった。

ドライブやジャンパー、3ポイントも決めることができるエバンス[写真]=Getty Images

 同メディアによると、ペイサーズはエバンスと1年1,200万ドルの契約を結ぶことになるという。

 2010年の新人王エバンスは、キャリア9年を誇る28歳。198センチ99キロと屈強な体躯を持ち、1番(ポイントガード)から3番(スモールフォワード)までこなすことができる万能性が魅力だ。

 エバンスは今季、メンフィス・グリズリーズでプレーし、平均30.9分19.4得点5.1リバウンド5.2アシスト1.1スティールをマーク。さらに、3ポイントシュート成功数(平均2.2本)で自己最多、成功率(39.9パーセント)ではキャリアで2番目に高い数字を残した。

 今季イースタン・カンファレンス5位となる48勝34敗を挙げ、プレーオフに出場したペイサーズは、今夏エバンスに加え、シューターのダグ・マクダーモットとも3年2,200万ドルで契約を結んだ。さらに、今年のドラフトでは1巡目23位でガードのアーロン・ホリデーを指名。

 これにより、ペイサーズは今季スターターを務めたダレン・コリソン(ポイントガード)、オールスターのビクター・オラディポ(シューティングガード)、ボーヤン・ボグダノビッチ(スモールフォワード)の布陣にエバンス、マクダーモット、ホリデーを補強。選手層に厚みが加わり、机上の戦力は確実にアップしたと言っていいだろう。ベテランのコリー・ジョセフが控えている点も大きい。

 なお、『IndyStar』をはじめとする複数の現地メディアによると、ペイサーズは来季限りで契約を満了するベテランビッグマン、アル・ジェファーソンをウェイブ。今後はフロントコートの選手を加えるべく、FA選手を見定めていくことが予想されている。

キャリア4シーズンで3ポイント成功率40.3%を記録するマクダーモット[写真]=Getty Images

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