レジェンドのバークリーが今季のイーストを予想「セルティックス優勢とは限らない」

現在は主に『NBA on TNT』で活躍しているバークリー[写真]=Getty Images

昨季ファイナル進出まであと1勝に迫ったセルティックス

 今季のイースタン・カンファレンスは、過去8年連続で制してきたレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がウエスタン・カンファレンスに移籍したため、本命不在と言っていい状況になっている。

 その中でも昨季イースト1位の59勝を挙げたトロント・ラプターズ、イースト2位の55勝を残したボストン・セルティックスがファイナル進出候補の最右翼というのがもっぱらの下馬評だ。

 特に昨季のプレーオフで、カイリー・アービングゴードン・ヘイワードという2人のオールスター選手を欠きながらNBAファイナル進出まであと1勝に迫ったセルティックス有利という声が多く聞こえてくる。

 そんな中、レジェンドのチャールズ・バークリー(元フェニックス・サンズほか)が現地メディア『Sports Illustrated』のインタビューで自身の見解を述べていた。

 「皆がそろってイースタン・カンファレンスはセルティックスのものだと考えている。だがもっと客観的に見てみる必要があるだろう」と警笛を鳴らした。

 「(イースト制覇は)決して簡単ではない。ブラッド・スティーブンズHCは手がいっぱいなんだ。もしカイリーとヘイワードが復帰し、(ジェイソン・)テイタムとジェイレン・ブラウンが一歩引きつつも、彼らがシュートを放ちまくるとしたら、ちょっとクレイジーだ」。

カイリー(左)とヘイワード(右)が復帰するセルティックス。机上ではイースト制覇の最有力チームだが…[写真]=Getty Images

 セルティックスにはカイリー、ヘイワード、テイタム、ブラウンだけでなく、オールスターのアル・ホーフォードマーカス・モリス、昨季のプレーオフでステップアップしたテリー・ロジアーも在籍しており、タレントの部分で言えばイーストトップと言っても過言ではない。

 その反面、ヘイワードとテイタム、ブラウンはポジションが重なり、スティーブンズHCはプレータイムの調整に苦労することになるかもしれない。カイリー、ロジアー、さらには今夏再契約したマーカス・スマートによるバックコートのポジション争いも同様なことが起こる可能性も否定できないだろう。

 スモールラインナップを敷く時は、ヘイワードやテイタムを4番(パワーフォワード)として起用する選択肢もあるが、こればかりは実践してみなければ分からない部分がある。

バークリーのお気に入りは今季もラプターズ

 一方で、バークリーはトロント・ラプターズを推している。昨季も「イーストを制するのはラプターズだ」と公言するなどお気に入りチームのようだ。

 「私はカワイ・レナードがプレーするのならば、ラプターズがこれまでよりもさらに良いチームになると期待している。ただまぁ、これは私の偏った考えなのかもしれない。なぜなら、私にとって世界中で最もお気に入りの都市がトロントだからだ。私個人としては、彼がマサイ・ウジリ(ラプターズのバスケットボール運営部門代表)と仲良く親密になってほしいと思ってる。彼らは本当に良いチームになるだろう」。

ラプターズのウジリ氏がレナードと強固な信頼関係を構築できれば、昨季以上の戦力になるとバークリーは予想[写真]=Getty Images

 バークリーがイースト制覇の候補として挙げているのは、セルティックス、ラプターズ、そしてフィラデルフィア・セブンティシクサーズ。この3チームは昨季のイーストにおける成績上位3チームである。

 開幕前の予想とはいえ、少しばかり“順当すぎる選択”だったことは否めないが、今季もこの3チームは50勝以上を記録することだろう。そこにインディアナ・ペイサーズやミルウォーキー・バックス、ワシントン・ウィザーズが割り込み、上位を脅かす様相になりそうだ。

昨季の新人王シモンズ(右)とオールスターのエンビード(左)を擁するシクサーズも充実の戦力を誇る[写真]=Getty Images

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