2018.09.22

キャリア21年目のノビツキーは今季ベンチ起用が濃厚「すべてはチームが勝利するため」

NBA史上初、同一チームで21シーズン目を迎えたノビツキー[写真]=Getty Images
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先発フロントコートはバーンズ、新人ドンチッチ、新加入ジョーダンが濃厚

 9月22日(現地時間21日)、ダラス・マーベリックスはメディア・デイを迎え、大ベテランのダーク・ノビツキーやリック・カーライルHCらがメディアの取材に応じた。

 今季でキャリア21シーズン目を迎える40歳のノビツキーは、これまで通算1,471試合に出場し、1,440試合でスターターを務めてきた。もちろんこれは、マブスのスコアリングリーダーとして君臨していたからなのだが、ここ数シーズンはチーム2番手のスコアラーあるいは3、4番手になることもあった。

 そのため、今季はベンチスタートになることが濃厚だという。ノビツキーはメディア・デイでこう話していた。

 「このチームがディアンドレ(・ジョーダン)とサインした時点で、僕がベンチ起用になることは頭の中で明白だった。すべてはチームが勝利するため。僕らが一緒にプレーしていくうえで、勝利するために(選手たちを)ベストなポジションへと配置するものだからね。(ベンチスタートになる)準備はできているよ」。

 ノビツキーのベンチ起用はこの大ベテランの健康を維持することがその大きな要因と言っていいだろう。リック・カーライルHCは今季、デニス・スミスJr.ウェスリー・マシューズをバックコートに配置し、フロントコートにはジョーダンをセンター、ハリソン・バーンズをスモールフォワード、新人ルカ・ドンチッチをプレーメイクもこなすパワーフォワードとして起用するプランを持っているようだ。

 「現時点でこのメンバーがベストなのは明らか。ダークもそのことを理解しているし、我々はそのことについて話してきた。このチームにおける今季の先発メンバーとして、この5人がベストだと私は見ている。ウェス(マシューズの愛称)には相手チームのベストなウイングプレーヤー、ペリメータープレーヤーをガードすること、ディアンドレにはセンターとして出場することがベストだと思っている」。

 カーライルHCはマブス就任から今季で11シーズン目。これまでノビツキーとは何度もコミュニケーションを取ってきたに違いない。ノビツキーとしても、キャリア最終章になった今、先発か控えかにこだわっておらず、あくまでチームの勝利を最優先しているということなのだろう。

10シーズンを共にしてきたノビツキー(左)とカーライルHC(右)。互いにチーム強化が最も重要と考えているはず[写真]=Getty Images

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