10月6日(現地時間5日)、2018-19 NBAプレシーズンゲームは8日目を迎え、12試合が行われた。ここでは、シアトルのキー・アリーナで行われたゴールデンステート・ウォリアーズとサクラメント・キングスの試合結果をお届けしていこう。
■デュラントが思い出の地シアトルへ凱旋
ゴールデンステート・ウォリアーズ 122-94 サクラメント・キングス
Closer look at tonight's win as the Dubs head back to the Bay for some more fun on #WarriorsGround 👀 pic.twitter.com/WlUGfPqiTf
— Golden State Warriors (@warriors) October 6, 2018
KDとトンプソンだけで計56得点を挙げたウォリアーズが快勝
KDことケビン・デュラント(ウォリアーズ)がルーキーシーズンにホームとしていたキー・アリーナ(シアトル)で行われたこの試合。ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンを欠いた王者ウォリアーズだったが、デュラントとクレイ・トンプソンの活躍で前半からキングスを圧倒。前半を終えてウォリアーズが74-44と30点の大量リードを奪う猛攻でプレシーズン初勝利。
ウォリアーズではトンプソンが6本の3ポイント成功を含むゲームハイの30得点、デュラントが26得点6リバウンド7アシスト、クイン・クックが8得点、デイミアン・ジョーンズが7得点7リバウンド2ブロックを記録。キングスではハリー・ジャイルズがチームトップの17得点に5リバウンド、ウィリー・コーリー・スタインが10得点7リバウンド、スカル・ラビシエが10得点8リバウンド、フランク・メイソン三世が10得点7アシストを挙げた。
「シアトルに再びNBAチームを」と語ったデュラント
1万7,074人で満員となったキー・アリーナには、シアトル・スーパーソニックスで活躍したゲイリー・ペイトンやデトレフ・シュレンプ(共に元ソニックスほか)をはじめ、現役時代にソニックスでプレーし、指揮官として1979年にソニックスを優勝へと導いたレニー・ウィルキンズ(元アトランタ・ホークスほか)、ビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)らが観戦に訪れていた。
試合前にはデュラントがソニックスで活躍したレジェンド、ショーン・ケンプ(元ソニックスほか)に敬意を表し、ケンプのジャージーを身にまとって登場。会場に集まった大勢のNBAファンを喜ばせたのは言うまでもない。
この試合で26得点を挙げたデュラントだったが、試合前は緊張していたという。デュラントは試合後、現地メディア『ESPN』に対してこう明かしていた。
「試合前の昼寝から目が覚めてから、ちょっと緊張していたんだ。僕はこれまで、特にプレシーズンゲームでこんな気持ちになったことは記憶にない。でもそれは、ここシアトルでこの瞬間を味わうための要素の一つだったんだと思う。コートに出たら熱狂的な思いが伝わってきたし、(バスケットボールへの)すばらしい愛情をファンベースで感じ取ることができたよ」。
先日、シアトルについて「NBAチームがあるべき街」と発言していたデュラント。この試合後も思い入れのあるシアトルについてこのように語っていた。
「アメリカだけでなく世界中の人々が、ソニックスが積み上げてきたカルチャーを知っている。今夜試合をしたことは『再びNBAチームに戻ってきてほしい』というメッセージになったんじゃないかな」。
ルーキーシーズンを過ごしたシアトルへ凱旋し、地元ファンから多大なサポートを得たデュラント。ウォリアーズの一員として、史上4チーム目となる3連覇を懸けたシーズンがまもなく始まる。