2018.10.04

ルーキー時に在籍したシアトルでプレシーズンゲームを行うケビン・デュラント

ウルブズとのプレシーズン初戦で16得点を挙げたデュラント[写真]=Getty Images
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バスケットボール熱が盛んなシアトル、再びNBAチームが誕生する可能性は十分

 2連覇中の王者ゴールデンステート・ウォリアーズは、10月6日(現地時間5日)にシアトルのキー・アリーナでサクラメント・キングスとプレシーズンゲームを行う。

 シアトルは2年連続でファイナルMVPを獲得しているKDことケビン・デュラントにとって、思い入れのある場所なのは間違いない。2007年ドラフト1巡目全体2位でシアトル・スーパーソニックスから指名されたデュラントは、デビューシーズンとなった07-08シーズンをホームのキー・アリーナでプレーしてきたからだ。

 08年を最後にシアトルにはNBAチームがないのだが、約10年ぶりにキー・アリーナへ凱旋するデュラントは、現地メディア『ESPN』へシアトルへの思いを語った。

 「(シアトルは)バスケットボールが盛んな街で、スポーツタウンでもある。シアトルやワシントン州で生まれた選手たちは、NBAにおいてシアトルのバスケットボール熱をすごく表していると思う。シアトルはNBAチームを持つにふさわしいと僕は感じている。ゴールデンステートやロサンゼルスのようにね」。

 デュラントがルーキーシーズンを終えると、オーナーのクレイ・ベネットは本拠地をオクラホマシティへと移し、チーム名もサンダーへと変更。わずか1シーズンだったとはいえ、ルーキーシーズンにプレーし、新人王を獲得しただけに、デュラントにとっては印象に残っているのだろう。

ソニックスのエースとしてプレーしたデュラントは、平均20.3得点を記録して新人王に輝いた[写真]=Getty Images

 ウォリアーズの指揮官、スティーブ・カーHCもデュラントと同じ考えを持っていることを明かした。

 「NBAはシアトルにチームを持つべきだと思う。考えるまでもない。私はシアトルがアメリカのTV業界においてトップ10に入るほど、大きなマーケットだと信じている。最も重要なのは、シアトルにNBAチームが41年もあったこと、そして人々がバスケットボールを心底好きだということ。もし今後、NBAでどこかのチームが移転、あるいは新たなチームを創設するのであれば、シアトルはそのリストでトップに入ると思う」。

 シアトルでは夏の間、ジャマール・クロフォード(現未所属/シアトル出身)を中心にサマーリーグが頻繁に行われており、今夏はカイリー・アービング(ボストン・セルティックス)もプレーしていたほど、選手たちにとっても人気の地となっている。

 ルーキーシーズンから10年以上が経過し、名実共にリーグトッププレーヤーの1人となったデュラント。約10年という時を経て、シアトルのファンを前にどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。今季のプレシーズンにおける注目ゲームの1つとなりそうだ。

過去2シーズンで2度の優勝とファイナルMVPを獲得したデュラント。シアトル凱旋が楽しみだ[写真]=Getty Images

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