両カンファレンストップの成績を残した指揮官が選出
12月4日(現地時間3日)、NBAは10月と11月における月間最優秀ヘッドコーチを発表した。
The NBA Coaches of the Month for October/November!
Nick Nurse of the @Raptors (East)@DocRivers of the @LAClippers (West) pic.twitter.com/QuWvlO7vrg
— NBA (@NBA) December 3, 2018
イースタン・カンファレンスでは、今夏アシスタントコーチからヘッドコーチへ昇格したトロント・ラプターズのニック・ナースHCが初選出。期間中、ラプターズはフランチャイズ史上ベストとなる開幕6連勝を含む、リーグベストの19勝4敗を記録。
ナースHC率いるラプターズは、リーグ3位の平均117.6得点にリーグベストのフィールドゴール成功率49.4パーセントをマーク。サージ・イバカ(平均16.8得点)とパスカル・シアカム(平均14.8得点)は自己最高の平均得点を奪取。司令塔を務めるカイル・ラウリーは現在、平均10.3アシストでリーグトップを独走中だ。
ディフェンス面でも、平均109.9失点はリーグ9位、被フィールドゴール成功率44.5パーセントがリーグ5位、被3ポイント成功率33.5パーセントはリーグ6位と、トップクラスの数字を残している。HC就任後初のシーズンで最初の月間最優秀コーチ賞に輝いたのは、ナースHCが初となった。
ちなみに、2015年11月、ルーク・ウォルトン(現ロサンゼルス・レイカーズHC)が当時ゴールデンステイト・ウォリアーズの指揮官として11月に16戦無敗を記録し、月間最優秀コーチに選出されたものの、当時はスティーブ・カーHCの代行だったため、コーチとしての経歴に勝ち星は計上されていない。
一方のウエスタン・カンファレンスでは、ロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバース(通算11度目)が選ばれた。期間中、リバース率いるクリッパーズはウエスタン・カンファレンスでトップとなる15勝6敗を記録。クリッパーズは11月最後の13試合で11勝を挙げた。
さらに、クリッパーズは接戦で抜群の強さを発揮。期間中、5点差以内で決着がついた試合で6戦負けなしを記録。また、ベンチの平均得点でリーグトップとなる平均53.8得点を残しており、自慢の選手層の厚さをいかした戦いぶりで好調を維持している。