10-11月の月間最優秀コーチはラプターズのナースとクリッパーズのリバース!

HC就任直後で選出されたナースHC(左)と司令塔のラウリー(右)[写真]=Getty Images

両カンファレンストップの成績を残した指揮官が選出

 12月4日(現地時間3日)、NBAは10月と11月における月間最優秀ヘッドコーチを発表した。

 イースタン・カンファレンスでは、今夏アシスタントコーチからヘッドコーチへ昇格したトロント・ラプターズのニック・ナースHCが初選出。期間中、ラプターズはフランチャイズ史上ベストとなる開幕6連勝を含む、リーグベストの19勝4敗を記録。

 ナースHC率いるラプターズは、リーグ3位の平均117.6得点にリーグベストのフィールドゴール成功率49.4パーセントをマーク。サージ・イバカ(平均16.8得点)とパスカル・シアカム(平均14.8得点)は自己最高の平均得点を奪取。司令塔を務めるカイル・ラウリーは現在、平均10.3アシストでリーグトップを独走中だ。

 ディフェンス面でも、平均109.9失点はリーグ9位、被フィールドゴール成功率44.5パーセントがリーグ5位、被3ポイント成功率33.5パーセントはリーグ6位と、トップクラスの数字を残している。HC就任後初のシーズンで最初の月間最優秀コーチ賞に輝いたのは、ナースHCが初となった。

 ちなみに、2015年11月、ルーク・ウォルトン(現ロサンゼルス・レイカーズHC)が当時ゴールデンステイト・ウォリアーズの指揮官として11月に16戦無敗を記録し、月間最優秀コーチに選出されたものの、当時はスティーブ・カーHCの代行だったため、コーチとしての経歴に勝ち星は計上されていない。

2015年、ウォルトン(左)はHC代行として月間最優秀コーチに選ばれた[写真]=Getty Images

 一方のウエスタン・カンファレンスでは、ロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバース(通算11度目)が選ばれた。期間中、リバース率いるクリッパーズはウエスタン・カンファレンスでトップとなる15勝6敗を記録。クリッパーズは11月最後の13試合で11勝を挙げた。

 さらに、クリッパーズは接戦で抜群の強さを発揮。期間中、5点差以内で決着がついた試合で6戦負けなしを記録。また、ベンチの平均得点でリーグトップとなる平均53.8得点を残しており、自慢の選手層の厚さをいかした戦いぶりで好調を維持している。

好調クリッパーズを指揮するリバースHC(右)。ウィリアムズ(左)ら豪華なベンチ陣を駆使してリーグ上位に君臨している[写真]=Getty Images

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