レブロンが注目発言、現役最強ビッグマンとの共演は「素晴らしいことだ」

オールスターでともにプレーしたレブロンとデイビス [写真]=Getty Images

 12月19日(現地時間18日)、レブロン・ジェームズ率いるロサンゼルス・レイカーズは、バークレイズ・センターにてブルックリン・ネッツを相手に110-115で敗戦した。

 試合後のメディア取材に応じたレブロンの発言が、海外バスケファンの間で話題となっている。現地メディア『ESPN』のデイブ・マクナミン記者に、「レイカーズでアンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)とともにプレーすることはどう思うか」と尋ねられたレブロンは、「それは素晴らしいことだ。信じられないよ」と回答。シーズン中に選手がこういった話をすることは珍しく、ましてや、スーパースターのレブロンとデイビスの話題となれば注目度は段違いだ。

デイビスとの共演を望むレブロン・ジェームズ [写真]=Getty Images

 これに対しペリカンズのデル・デンプスゼネラルマネージャー(GM)は、レブロンの発言がタンパリング(不正交渉)ではないかとリーグに申し立てをしたという。また「AD(デイビスの愛称)のトレードに興味はないし、今は勝つことだけに集中している」とコメントも残した。とはいえ、レブロンの行為がタンパリングだと判断されるのはさすがに不憫だ。記者の質問に答えただけであり、デイビスとプレーしたいかと問われて「NO」と答える選手はほとんどいないだろう。

 デイビスの契約が切れるのは最短で2019-20シーズンのオフ(翌年はプレーヤーオプション)。しかし、今シーズンの開幕前から複数の記者が、シーズン中にデイビスがトレードされると予想しており、その可能性は十分にあり得るだろう。そして有力なトレード相手の一つとして、複数の有望な若手を有するレイカーズの名前が挙がることは間違いない。さらに、両者は2012年ロンドンオリンピックや2018年オールスターで共演したほか、デイビスは今オフにレブロンと同じ『Klutch Sports Group』のリッチ・ポール氏と代理人契約を結んだ。

リーグトップクラスのビッグマンであるデイビス [写真]=Getty Images

 19日(同18日)時点で1試合平均28得点12.4リバウンド4.7アシストを挙げているデイビスが、“キング”と組めば王朝を築けると言っても過言ではない。NBAのトレード期限は2019年2月8日(同7日)。デンプスGMは否定したが、オフにデマー・デローザン(現サンアントニオ・スパーズ)とカワイ・レナード(現トロント・ラプターズ )のトレードが実現したように、何が起きるかわからないのがNBAの面白いところだ。12月22日(同21日)にステイプルズ・センターで行われるレイカーズとペリカンズの一戦での両者の言動にも注目したい。

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