12月26日(現地時間25日)に行われたロサンゼルス・レイカーズとのクリスマスゲームで、ゴールデンステイト・ウォリアーズは101-127で大敗。2014-15シーズンにスティーブ・カーHCが指揮官に就任してから、3番目に多い点差の黒星となってしまった。
この日のステフィン・カリーは約37分プレーして15得点5アシスト。フィールドゴール17投中成功は5本、3ポイントも8投中2本のみの成功と不発に終わった。第3クォーター残り7分51秒にレブロン・ジェームズが左股関節を痛めてコートを去った後、カリーは2本連続で長距離砲を沈めたものの、この日放った3ポイントがリングを潜り抜けたのはこの2本のみ。
レイカーズ戦を終えた時点で、今季のカリーは平均28.6得点、フィールドゴール成功率48.7パーセント、3ポイント成功率45.8パーセント。見事な数字を残しているのだが、これまでのキャリアを見てみても、クリスマスゲームは本調子には程遠いパフォーマンスだったことがわかった。
では、カリーのこれまでのキャリアにおけるクリスマスゲームの個人成績を見ていきたい。2011-12シーズンはロックアウトのためクリスマスゲームが開幕戦となったものの、12月26日(同25日)に行われたゲームのためカウントとする。
※チーム名は略称、FG=フィールドゴール、3P=3ポイント、W=勝利、L=敗北
■クリスマスゲームにおけるステフィン・カリーの個人成績
1.2010年(対ブレイザーズ):4得点、FG15投中2本、3P5投中0本→W
2.2011年(対クリッパーズ):4得点、FG12投中2本、3P4投0本→L
3.2013年(対クリッパーズ):15得点、FG17投中5本、3P6投2本→W
4.2014年(対クリッパーズ):14得点、FG12投中5本、3P5投中1本→L
5.2015年(対キャバリアーズ):19得点、FG15投中6本、3P4投中1本→W
6.2016年(対キャバリアーズ):15得点、FG11投中4本、3P7投中2本→L
7.2017年(対キャバリアーズ):ケガのため欠場(W)
8.2018年(対レイカーズ):15得点、FG17投中5本、3P8投中2本→L
クリスマスゲームはNBAキャリアにおいて“最もショットが入らない日”
11年からクリッパーズ、15年からはレブロン擁するキャブスとのクリスマスゲームをプレーしてきたカリーだが、フィールドゴールと3ポイントで、いずれも50パーセントを上回ったことがなく、20得点以上挙げたことがないことがわかる。
『ESPN Stats & Info』によると、カリーがこれまでのキャリアの中で4試合以上出場した日のスタッツをそれぞれ分析したところ、クリスマスゲームで残した平均12.3得点、フィールドゴール成功率29.2パーセント、3ポイント成功率20.5パーセントは、いずれも自己ワーストになっているという。
今季の成績から見ても、平均得点は半分以下、フィールドゴールと3ポイントの成功率もそれぞれ20パーセント近くダウンしていることがわかる。カリー不調の影響からか、チーム成績も3勝4敗と負け越している。
ウォリアーズはNBAきっての人気チームであり、カリーは世界有数のスーパースターだけに、来年もクリスマスゲームが組まれることはほぼ確実。まだまだ先の話ではあるが、来年のクリスマスゲームでカリーは本来の活躍ができるのか、気になるところだ。