2019.01.23
12月26日(現地時間25日)、3連覇を狙う王者ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ホームのオラクル・アリーナでロサンゼルス・レイカーズとのクリスマスゲームに臨む。
過去3年間はクリーブランド・キャバリアーズの大黒柱として君臨していたレブロン・ジェームズが、今季からレイカーズのユニフォームを身にまとい、ウォリアーズと今季初対決するため、このカードはスケジュール発表以降、注目を集め続けてきた。
レブロンとの4年連続のクリスマスゲームを前に、ウォリアーズのステフィン・カリーとドレイモンド・グリーン、KDことケビン・デュラントが現地メディア『ESPN』へ現状について語っていたのでお届けしよう。
24日(同23日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦を終えたカリーは、「僕らは(NBAファイナルで)4度も彼のことを見てきたからね。(アリーナは)最高の雰囲気になるんじゃないかな。彼と彼が率いるチームと4年連続してクリスマスゲームを戦うんだから。楽しむべきさ」と、レブロンとの対戦を楽しみにしているようだ。
一方のグリーンは「彼がレイカーズのユニフォームを着ていることについてはまったくと言っていいほど気にしていない。俺には関係ないこと。彼のチームと俺たちが対決するということ」と語りつつ、レイカーズについて警戒しているという。
「間違いなく、これはタフなチャレンジになるだろうな。彼らは良いプレーを見せている。あのチームには良い選手もたくさんいる。クーズ(カイル・クーズマ)は今季ステップアップしているし、ロンゾ(・ボール)も良いプレーを見せている」とグリーンは言う。
レイカーズでは22日(同21日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦からブランドン・イングラムとラジョン・ロンドが戦列復帰。先発センターのジャベール・マギーが呼吸器感染症のため欠場予定ではあるものの、ほぼベストメンバーでウォリアーズ戦を迎えることができる見込みだ。
そのレイカーズをけん引するレブロンは、24日(同23日)のメンフィス・グリズリーズ戦を終え、ウォリアーズとのクリスマスゲームについて、こう語っている。
「彼らと対決するにあたって、俺たちの現状を測ることはできないね。過去4年間で3度も優勝しているチームだからね」。
カリー、グリーン、デュラントとクレイ・トンプソンによる“オールスター・カルテット”が形成されて3シーズン目を迎えたウォリアーズに対して、レイカーズは25日(同24日)終了時点でウエスタン・カンファレンス4位の19勝14敗という好位置につけているとはいえ、レブロン加入後まだ間もないこともあり、ウォリアーズとの差は大きいと捉えていた。レブロンはこう続けた。
「すごい盛り上がりになるだろうな。あそこのファンはウォリアーズを間違いなく愛しているからね。でも俺はスペシャルなマッチアップとは見ていない。今の俺たちは毎週、毎月、チームとして成長しようとしているところなんだ。一方で、彼らはまた1つ新たなチャンピオンシップを勝ち取るべくプレーしているから」。
とはいえ、ウォリアーズはレブロン率いるレイカーズ戦に対して、入念に準備して全力で勝ちに行くはずだ。クリッパーズ戦を終えたデュラントは、グリーンと同様にレイカーズを注意すべきチームと見ている。
「彼らは速いプレーを見せている。それにエナジーたっぷりにバスケットボールを展開しているんだ。レブロンは(オフェンスとディフェンスの)両エンドで支配的だしね。彼自身の強みを駆使して、パサーとしての能力とスコアラーとしての能力を発揮している」。
デュラントはレブロン(平均27.6得点)に次ぐチーム2位の平均18.1得点を記録中のクーズマの存在についてこう語っていた。
「マギーがプレーしていれば、イングラムとクーズマは成長することができるという、すばらしい時間を与えられることになる。特にクーズマはレブロンに次ぐ第2の男になることができるんだ。だから俺たちは自分たちの仕事をしてみせるさ」。
ちなみに、昨年の対決ではカリーが欠場。デュラントとレブロンによる超豪華マッチアップに最も視線が注がれる中、試合終盤にデュラントがレブロンのショットをブロックし、99-92でウォリアーズが勝利。
この試合でデュラントは25得点7リバウンド3アシスト2スティール5ブロック、トンプソンが24得点6リバウンド、グリーンがトリプルダブル(12得点12リバウンド11アシスト)を達成。レブロンは20得点6リバウンド6アシストを残した。
ウォリアーズとレイカーズによるクリスマスゲームを、仮想ウエスト決勝と呼ぶのはさすがに時期尚早だろう。それでも、プレーオフのファーストラウンド、またはウエスト準決勝で激突する可能性は十分あるため、大いに注目したい。
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