2019.01.07

レブロンとロンド離脱後1勝5敗のレイカーズ、指揮官がイングラムとボールに苦言

ヤングコアに苦言を呈したレイカーズのルーク・ウォルトンHC[写真]=Getty Images
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ドラフト2位指名デュオに向けて期待を込めて言い放ったルーク・ウォルトンHC

 1月7日(現地時間6日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦。レイカーズは第1クォーターから19-35と圧倒され、最終スコア86-108で大敗した。

 レイカーズは昨年12月26日(同25日)のクリスマスゲームでゴールデンステイト・ウォリアーズに勝利したものの、その試合でレブロン・ジェームズが左股関節、ラジョン・ロンドが右手薬指をそれぞれ負傷して戦線離脱。

 両ベテランが離脱してからというもの、レイカーズは1勝5敗と苦しんでいる。対戦相手の中にはロサンゼルス・クリッパーズやオクラホマシティ・サンダーといった勝率5割を超えるチームもあったが、サクラメント・キングスには1勝1敗と奮戦していた。

 しかし、1月5日(同4日)には8連敗中のニューヨーク・ニックスに第4クォーターで逆転を許して競り負け、この日は勝率5割未満のウルブズにいいところなく敗北してしまう。

 ルーク・ウォルトンHCはウルブズ戦後、複数の現地メディアの前で、共にドラフト全体2位指名で21歳のブランドン・イングラム(2016年)とロンゾ・ボール(2017年)に対して苦言を呈している。

 「彼らは(レブロンとロンド不在の中)トライしているが、まだ若い。だがいずれ、我々はもっと多くの情熱、激しさを必要とする。それはもっと得点することではない。もっとルーズボールにダイブしたり、大声でコミュニケーションを取ったり、リバウンドをむしり取ることなんだ」。

チーム3位の平均16.2得点を記録するイングラムは、ウルブズのディフェンスの前になかなかショットを決めることができず[写真]=Getty Images

 ウルブズ戦でイングラムとボールは先発出場。前者は13得点5リバウンド2ブロックを挙げるも、フィールドゴールは16投中5本しか決められず。後者は6リバウンド4アシストを挙げるも、今季2度目の無得点に終わった。ウォルトンHCはこう続けた。

 「ブランドンは何度か、本当にすばらしいリバウンドを奪っていた。そのお陰で我々はブレイクをすることができた。我々はそれをもっと必要としている。もちろん、(負けた要因は)彼らだけにあるわけじゃない。だがこのチームの選手たちが健康体を取り戻しても、このリーグでプレーするためにはもっと多くの情熱と激しさが求められるんだ。健康な状態のときに、このリーグで勝利を収めることは難しいこと。だから主力が離脱している時に、彼らにはいつもの倍以上の努力が求められる」。

指揮官の苦言を機に奮起を誓う両選手、レブロン復帰までに勝利できるか?

 「僕はいつだってもっと多くのことができると感じてる」と切り出したイングラムだが、「思うようにいかなくてフラストレーションになっている」と明かす。だが主力の欠場で戦力ダウンしていること、自身のステップアップが求められていることは理解しており、「映像を見直して次の試合に向けてしっかり準備をしていく」と語っている。

 一方のボールはウルブズ戦について「僕らはフィジカル面で相手とやり合うには不足していた。(ウルブズは)大きくて強じんなチーム。今夜僕らは激しいゲームをすることができたとは思えないね」と悔しさを口にした。

ボールはウルブズ戦で4本放ったショットをすべてミス。次戦でリベンジを誓う[写真]=Getty Images

 レイカーズはレブロンとロンドに加え、チーム2位の平均18.3得点を挙げているカイル・クーズマも背中の痛みにより2試合連続で欠場。レブロン(平均27.3得点)とクーズマというチームトップ2の得点源と、経験豊富な司令塔(ロンド)を欠いた状態となっている。ボールは言う。

 「僕らは今、多くのスコアラーを欠いている。僕がこの機会でステップアップする必要があったけれど、今夜はできなかった」。

 ウルブズ戦で大敗を喫したものの、時間は誰の上にも止まってくれたりはしない。レイカーズは8日(同7日)にアウェーでダラス・マーベリックスと戦わなければならない。「明日の試合では何とかしなきゃならない」と語ったボールの言葉は、イングラムだけでなく、レイカーズの選手たち全員の共通認識と言っていいだろう。

 今週中にはレブロンが戦列復帰する見込みとなっているが、それをただ待つのではなく、白星を増やして大黒柱を迎えたいところだ。

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