7月7日(現地時間6日)、リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、ロサンゼルス・レイカーズは4選手との契約ならびに再契約に合意したという。
■レイカーズへ新たに加入した4選手(チーム名は略称)
デマーカス・カズンズ(センター/ウォリアーズ→) 1年350万ドル(約3億7,800万円)
クイン・クック(ガード/ウォリアーズ→) 2年600万ドル(約6億4,800万円)
ラジョン・ロンド(ガード/再契約) 2年契約(金額は不明)
アレックス・カルーソ(ガード/2ウェイ→本契約) 2年550万ドル(約5億9,400万円)
屈強な身体と多彩なスキルを兼備するカズンズ、3人のPGを加えて戦える布陣へ
カズンズは一昨季にアキレス腱を断裂するまで、ニューオーリンズ・ペリカンズでアンソニー・デイビス、ロンドと共にプレーした経験を持つ。ケンタッキー大学出身同士で、特にデイビスにとっては心強い存在だ。
オールスター選出4度を誇るカズンズは、今年1月中旬に戦列復帰すると、ゴールデンステイト・ウォリアーズの先発センターとして平均16.3得点8.2リバウンド3.6アシスト1.3スティール1.5ブロックをマーク。プレーオフでは左大腿四頭筋を断裂してしまったものの、NBAファイナルで見事復帰し、平均8.3得点4.7リバウンド2.3アシスト1.0ブロックを残した。
211センチ122キロと屈強な肉体に、多彩なスキルを持ち合わせる28歳のカズンズは、年齢だけで言えば全盛期と言ってもいいのだが、今夏のフリーエージェント(FA)戦線でなかなか魅力的なオファーが届かず、デイビスらの勧めもあり、レイカーズ入りとなった。
また、レイカーズはキャリア13年を終えたベテランポイントガード(PG)のロンドと再契約。ロンド自身も「レイカーズに戻りたい」ともらしていたこともあり、ゲームメイクできる選手をロースターに加えたことは良い動きと言っていいだろう。
さらに、直近2シーズンをウォリアーズでプレーしたクック、2年の2ウェイ契約から本契約を勝ち取ったカルーソをポイントガードに加え、バックコートの人材をそろえた。
これらの補強によって、レイカーズはレブロン・ジェームズ、デイビスという両輪の周囲に、ベテランから若手までつぶぞろいのロースターをそろえることに成功。
オールスター選手たちによるスターパワーではないものの、確実に戦える布陣を擁しており、レイカーズがウエスタン・カンファレンス上位の成績を残すことも十分可能だろう。