8月27日(現地時間26日)、現地メディア『ESPN』は2019-20レギュラーシーズンにおける順位予想を明かした。
同メディアはNBAの専門家たちの意見を集計した具体的な勝敗数も掲載しており、非常に興味深い内容となっている。
ここでは、ウェスタン・カンファレンスの順位予想を見ていきたい。
※チーム名は略称、カッコ内は昨季順位、↑=アップ、→=変動なし、↓=ダウン
■『ESPN』による今季の順位予想(ウェスト編)
1.ナゲッツ:54勝28敗(2位/↑)
2.クリッパーズ:54勝28敗(8位/↑)
3.ロケッツ:53勝29敗(4位/↑)
4.ジャズ:52勝30敗(5位/↑)
5.レイカーズ:51勝31敗(10位/↑)
6.ウォリアーズ:49勝33敗(1位/↓)
7.ブレイザーズ:47勝35敗(3位/↓)
8.スパーズ:43勝39敗(7位/↓)
9.マーベリックス:41勝41敗(14位/↑)
10.ペリカンズ:40勝42敗(13位/↑)
11.ウルブズ:38勝44敗(11位/→)
12.キングス:37勝45敗(9位/↓)
13.サンダー:33勝49敗(6位/↓)
14.サンズ:28勝54敗(15位/↑)
15.グリズリーズ:27勝55敗(12位/↓)
戦力保持のナゲッツ、大型補強のクリッパーズのトップ集団にロケッツが肉薄か
昨季ウェスト2位の54勝を挙げたナゲッツ、カワイ・レナードとポール・ジョージを加えたクリッパーズが同率首位予想。そこにラッセル・ウェストブルックを加えたロケッツ、マイク・コンリーらが加入したジャズ、アンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズ擁するレイカーズが第2グループとして入る勢力図に。
一方、クレイ・トンプソンが左膝前十字じん帯断裂のためレギュラーシーズンの大半を欠場する見込みのウォリアーズは6位、デイミアン・リラードとCJ・マッカラムがけん引するブレイザーズは7位と、昨季プレーオフでウェスト決勝を争った両チームが大きく順位を落とすだろう、というのが『ESPN』の予想となった。
昨季の新人王ルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスという魅力的なデュオが率いるマーベリックス、今年のドラフト1位指名のザイオン・ウィリアムソンが所属するペリカンズが浮上する中、この予想どおりにスパーズがプレーオフへ出場できれば、歴代単独トップとなる23年連続の出場となる。
ウェストブルック、ジョージを失ったサンダー、コンリーを手放したグリズリーズが下位予想なのは理解できるが、昨季9位まで躍進したキングスが12位予想というのは気になるところ。ディアロン・フォックス、バディ・ヒールド、ハリソン・バーンズなど戦力はそろってきているだけに、プレーオフ出場争いに参戦することは十分可能だろう。