ラジョン・ロンドが復帰したレイカーズ、好調サンズを下してウェスト首位の座を堅持

デイビス(左)とレブロン(右)、クーズマらの活躍で勝利したレイカーズ[写真]=Getty Images

今季初出場となったロンドは約14分で6リバウンド7アシストをマーク

 11月13日(現地時間12日)。ロサンゼルス・レイカーズはフェニックス・サンズのホーム、トーキングスティク・リゾート・アリーナへ乗り込んだ。

 レイカーズは11日(同10日)のトロント・ラプターズ戦で連勝が7でストップ。今季ここまで6勝3敗と好調なサンズとの一戦は、パシフィック・ディビジョンの上位争いとしても注目を集めた。

 両チームは第4クォーター終盤まで接戦を演じるも、残り2分12秒からカイル・クーズマ(レイカーズ)が2本連続で3ポイントを放り込んでレイカーズが7点差へと突き放し、最終スコア123-115で勝利。

 この勝利で今季成績をウェスタン・カンファレンストップとなる8勝2敗としたレイカーズは、右肩を痛めながらもプレーを続けるアンソニー・デイビスがいずれもゲームハイとなる24得点12リバウンドに4アシスト2スティール、クーズマが23得点、レブロン・ジェームズが19得点7リバウンド11アシスト、ダニー・グリーンが14得点3アシスト、ドワイト・ハワードが12得点9リバウンド、ジャベール・マギーが11得点をマークしている。

 レイカーズにとって朗報となったのは、開幕からふくらはぎの痛みのため欠場を続けていたラジョン・ロンドが復帰したこと。ロンドは出場時間の制限がある中、約14分の出場で5得点6リバウンド7アシストにターンオーバーゼロと、ポイントガードとして十二分の活躍を見せた。

ロンドも戦列復帰し、万全の戦力となったレイカーズ(写真は昨シーズンのもの)[写真]=Getty Images

「このチームはいずれ無敵に近いチームになるだろう」とレイカーズHCが自信

 この試合、レイカーズはチーム全体でフィールドゴール成功率53.7パーセント、3ポイント成功率は40.0パーセントと好調。ペイントエリアの得点では70-46とサンズを圧倒したことに加え、39本ものアシストを記録。

 終盤にクラッチショットとなる長距離砲を沈めたクーズマは「僕には自分のことを信じてくれるチームメートたちがいるということ。僕らはお互いのことを信じているんだ」とチーム状態の良さを強調。

 フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)はこの試合について「(ペイントエリアの得点と39アシストは)このチームにとってあまり知られていないこと。もし選手たちが互いを信じてプレーし、オフェンス面でエキストラパスを実行してくれれば、このチームはいずれ無敵に近いチームになるだろうね。今夜は非常に優秀なチームを倒すことができた。すごくいい勝利だったね」と自信を見せた。

 一方、サンズではデビン・ブッカーが21得点9アシスト、リッキー・ルビオが21得点10アシスト、アーロン・ベインズが20得点6リバウンド3アシスト、ダリオ・シャリッチが18得点7リバウンド、フランク・カミンスキーが16得点9リバウンドを挙げるも敗戦。

「僕らは勝負どころでもっといいプレーをしなければいけない。リバウンドもそうだし、プレーに対する遂行力も向上させないと。今夜の僕らはそれができていなかった」とブッカーが明かしたように、第4クォーター終盤にレイカーズから逆転したものの、リードを守り切ることができなかった。

今季ショットが好調なブッカーは、この日も高確率でショットを決めるもあと一歩及ばず[写真]=Getty Images

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