2020.01.13
10月23日(現地時間22日)に行われたロサンゼルス・クリッパーズとのレギュラーシーズン開幕戦で、ロサンゼルス・レイカーズは102-112で敗戦。
この試合、レイカーズはレブロン・ジェームズをポイントガード(PG)役として起用。エイブリー・ブラッドリーとダニー・グリーンをバックコートに配置し、アンソニー・デイビスとジャベール・マギーがインサイドに入ったものの、第4クォーターでクリッパーズに主導権を奪われ、追いつくことができなかった。
レブロンはクリッパーズ戦で36分プレーして18得点に9リバウンド8アシストをマークしたものの、第4クォーター序盤にターンオーバーを犯すなど、このクォーターで計3本を記録。フィールドゴールも4投中成功わずか1本と不発だった。
レイカーズは正司令塔のラジョン・ロンドがふくらはぎの痛みのため欠場していたこともあり、ボールハンドラー役が不足していたことで、レブロンの負担が大きかったと受け取ることもできる。
だが、26日(同25日)に行われるユタ・ジャズとの試合に向けて、レイカーズはスターターを変更することになりそうだ。
25日(同24日)のチーム練習後、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)はロンドについて「多くの試合で、彼が先発PGを務めることになるだろう」と語った。
ロンドがジャズ戦に出場できるかどうかは確定していないものの、「彼はいい状態に見えた。他の誰よりも、今は彼が最もフレッシュだと思った。今日の状態を見て、明日(出場できるかどうか)決断することになるだろうね」と指揮官は言う。
キャリア14年目のロンドは33歳のベテラン。レイカーズ1年目となった昨季は、相次ぐケガのため46試合(うち先発は29試合)のみの出場となったが、平均29.8分9.2得点5.3リバウンド8.0アシスト1.2スティールを記録。
デイビスとはニューオーリンズ・ペリカンズ在籍時にチームメートとしてプレーしており、PGとしての知識と経験は間違いなくチームトップ。「僕が優先しているのは、コーチが自分にやってほしいことをこなすこと。だから(先発PG起用は)問題ないよ」とロンド。
もっとも、ロンドは3ポイント全盛と言ってもいい現代において、キャリア通算成功率が31.5パーセント。平均成功数も昨季に自身初となる平均1.0本以上(1.1本)を記録したレベルであり、決して得意分野ではない。
とはいえ、チームオフェンスを円滑にコントロールし、タレント豊富なロースターを活かすうえで、ロンドは不可欠な存在と言っていい。
「僕はいつだって自分のゲームをしていくだけ。僕をPGにするのはすごくいい(オプションだ)と思う。これまでのキャリアにおいても、僕はPGとしていい結果を残してきた。大事なのは自己犠牲であり、チームにとって何がベストなのかを理解すること」とロンドは言う。
ロンドが先発PGに入るとなると、バックコートの相棒は3ポイントを武器にするグリーンになるだろう。レブロン、デイビス、マギーと共にスターターを形成するとなると、ブラッドリーの激しいディフェンスも捨てがたいが、フロアバランスを考慮すれば、アウトサイドシュートに秀でたグリーンが適任だろう。
レイカーズとしても、ロンドが出場できるかどうかがジャズ戦における勝敗を左右する要因になるかもしれない。
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