2019.10.23

開幕戦を落としたレイカーズのレブロン「俺たちにはまだまだ改善の余地がある」

開幕戦に敗れたレイカーズのレブロン(左)とデイビス(右)[写真]=Getty Images
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4Q序盤にショットミスを連発してしまい、クリッパーズへ主導権を譲ることに

 10月23日(現地時間22日)。今夏の大型補強で豪華戦力を形成したロサンゼルス・レイカーズが、同じくリーグ屈指の超強力ロースターを誇るロサンゼルス・クリッパーズとのレギュラーシーズン開幕戦に臨んだ。

 バックコートにエイブリー・ブラッドリーダニー・グリーン、フロントコートにレブロン・ジェームズアンソニー・デイビスジャベール・マギーという先発陣でスタートしたゲームは、第1クォーター早々にレイカーズが主導権を握る。

 レブロンがポストアップから得点やアシストをマークし、デイビスのアシストからマギーがダンク、今度はデイビスがフリースローやリング下でショットを沈めるなど加点していき、クリッパーズから2ケタのリードを奪う。

レイカーズの得点源としてアグレッシブにプレーしたデイビス[写真]=Getty Images

 クリッパーズが誇る自慢のセカンドユニット、ルー・ウィリアムズモントレズ・ハレルが流れを変えるべく点を重ねる中、第1クォーターはレイカーズペースで終えた。

 ところが、第1クォーター終盤から当たりが出始めたカワイ・レナードが第2クォーターだけで16得点をたたき出すなど、クリッパーズのオフェンスが爆発。前半はレイカーズの8点ビハインドで折り返すことに。

 第3クォーターに入ると、今度はレイカーズが逆襲。この日レイカーズの主役に躍り出たグリーンが大暴れ。このクォーターだけで5本の3ポイント成功を含む18得点の荒稼ぎを見せ、85-85の同点で最終クォーターへ。

 しかし、レブロンのターンオーバーでスタートした第4クォーターは、ドワイト・ハワードが2本連続でオフェンシブ・リバウンドを奪う踏ん張りを見せるも、ショットミスやブロックショットを重ねてしまい、クリッパーズが7連続得点で勢いをつける。

 レイカーズはレブロンのレイアップとジャレッド・ダドリーの3ポイントで2点差まで詰め寄ったものの、そこから点差を縮めることはできず、102-112で勝利ならず。

3ポイント9投中7本成功と、大当たりだったグリーンの奮闘も実らずレイカーズは黒星を喫した[写真]=Getty Images

「両チームとも、それぞれが望んでいる位置にはたどり着いていないと思う」

 レブロンとデイビスによる超強力タッグで迎えた今季初戦は、レブロンが18得点9リバウンド8アシスト、デイビスが25得点10リバウンド5アシスト2ブロックでフィニッシュ。

「俺たちとしては、共にアグレッシブに戦った。でも中には互いにミスしてしまうこともあった。今後もっと理解し合えるようにトライしていく」とデイビス。

 第4クォーター序盤でクリッパーズに引き離されたことについて、レブロンは「俺たちのプレーは軽率だった。彼らはそれを利用したということ」と振り返る。

 この日7本の3ポイントをねじ込み、チームトップの28得点をマークしたグリーンは、「チームメートたちが僕を見つけてくれた。すばらしい仕事だったと思う。僕自身もいいリズムに乗れたんだ。でもそれは僕が重要視していることじゃない。僕はディフェンス面を重要視しているんだ」と悔しがった。

 それでも、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)が保持していた27得点を抜き去り、レイカーズのフランチャイズ史上、デビュー戦における歴代最多得点を奪ったことは称賛に値するものだった。

 初戦で黒星を喫したレイカーズだが、レブロンは「両チームとも、それぞれが望んでいる位置にはたどり着いていないと思う。俺たちにはまだまだ改善の余地がある」と語っており、チームとして成熟するためにはまだまだこれから、という段階。

 レイカーズはチーム第3の得点源カイル・クーズマ、クリッパーズもポール・ジョージを欠いていたこともあり、ベストメンバーでもなかった。

 次に顔を合わせる12月26日(同25日)のクリスマスゲームでは、開幕戦よりもさらに見ごたえのあるゲームを見せてくれるに違いない。

クリッパーズとの次戦は約2か月後。その間にレイカーズはどこまで成長できるのか?[写真]=Getty Images

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