2019.07.07

積極果敢に補強を断行したレイカーズ、カズンズとクックと契約し、ロンドとも再契約

オールスター選出4度を誇るビッグマン、カズンズがレイカーズへ[写真]=Getty Images
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 7月7日(現地時間6日)、リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、ロサンゼルス・レイカーズは4選手との契約ならびに再契約に合意したという。

■レイカーズへ新たに加入した4選手(チーム名は略称)
デマーカス・カズンズ(センター/ウォリアーズ→) 1年350万ドル(約3億7,800万円)
クイン・クック(ガード/ウォリアーズ→) 2年600万ドル(約6億4,800万円)
ラジョン・ロンド(ガード/再契約) 2年契約(金額は不明)
アレックス・カルーソ(ガード/2ウェイ→本契約) 2年550万ドル(約5億9,400万円)

屈強な身体と多彩なスキルを兼備するカズンズ、3人のPGを加えて戦える布陣へ

 カズンズは一昨季にアキレス腱を断裂するまで、ニューオーリンズ・ペリカンズでアンソニー・デイビス、ロンドと共にプレーした経験を持つ。ケンタッキー大学出身同士で、特にデイビスにとっては心強い存在だ。

 オールスター選出4度を誇るカズンズは、今年1月中旬に戦列復帰すると、ゴールデンステイト・ウォリアーズの先発センターとして平均16.3得点8.2リバウンド3.6アシスト1.3スティール1.5ブロックをマーク。プレーオフでは左大腿四頭筋を断裂してしまったものの、NBAファイナルで見事復帰し、平均8.3得点4.7リバウンド2.3アシスト1.0ブロックを残した。

 211センチ122キロと屈強な肉体に、多彩なスキルを持ち合わせる28歳のカズンズは、年齢だけで言えば全盛期と言ってもいいのだが、今夏のフリーエージェント(FA)戦線でなかなか魅力的なオファーが届かず、デイビスらの勧めもあり、レイカーズ入りとなった。

 また、レイカーズはキャリア13年を終えたベテランポイントガード(PG)のロンドと再契約。ロンド自身も「レイカーズに戻りたい」ともらしていたこともあり、ゲームメイクできる選手をロースターに加えたことは良い動きと言っていいだろう。

ロンドのように経験豊富でゲームメイクを任せることができるベテランは貴重な存在[写真]=Getty Images

 さらに、直近2シーズンをウォリアーズでプレーしたクック、2年の2ウェイ契約から本契約を勝ち取ったカルーソをポイントガードに加え、バックコートの人材をそろえた。

 これらの補強によって、レイカーズはレブロン・ジェームズ、デイビスという両輪の周囲に、ベテランから若手までつぶぞろいのロースターをそろえることに成功。

 オールスター選手たちによるスターパワーではないものの、確実に戦える布陣を擁しており、レイカーズがウエスタン・カンファレンス上位の成績を残すことも十分可能だろう。

ウォリアーズで2年連続ファイナルの舞台を経験しているクックの活躍にも期待したい[写真]=Getty Images

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