2021.08.03
新シーズンの開幕が迫るなか、王者ロサンゼルス・レイカーズは短いオフシーズンを経て2連覇に挑む。昨季チームの勝利に貢献した多くの主力選手たちと別れを告げたものの、オフシーズン中には経験豊富なビッグマンであるマルク・ガソル、優れたウイングプレーヤーのウェスリー・マシューズ、シックスマンとして結果を残したデニス・シュルーダーとモントレズ・ハレルと、ロスターの改革に成功。ここまでプレシーズンゲーム3連勝とチームの調子も良さそうだ。
そんななか、今季も活躍が期待される選手の1人であるアレックス・カルーソが、昨季NBAファイナルの第6戦について振り返ったようだ。『Clutch Points』が報じている。ディフェンスとトランジションで輝きを放つ彼は、もともとはGリーグ出身の選手である。レイカーズと2ウェイ契約を交わし、後に本契約を勝ち取ると、優勝したシリーズ第6戦ではスターターに抜擢されるなど、チームにおいて重要な役割を果たした。
「(試合への)準備はできていると言い聞かせていた。スターターであろうとベンチ出場であろうと、僕のここまでのキャリアはそういう心構えだった」と語るカルーソ。「2ウェイ契約下の時、必ず試合に出場できるかどうかわからなかったんだ。出場時間が0分かもしれないし、25分かもしれなかった。いつでも出場できるように準備を整えておくことが重要で、その経験が第6戦で役立ったんだ」と、当時の心境を振り返った。
昨季のシーズン第二幕では、当時スターターだったエイブリー・ブラッドリー(マイアミ・ヒート)が家族の健康状態を理由に参戦しなかった。リーグでも優れた守備力を誇る彼を失った時、カルーソはステップアップすることでその穴を見事埋めてみせた。また彼の強烈なスラムダンクはチームの雰囲気を盛り上げる力があり、そうした選手としての魅力は今季の戦いにも欠かせないものとなるだろう。
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