「チームの勝利のために、ものすごく情熱を注いでいたと思う」と指揮官が絶賛
11月18日(現地時間17日)。サクラメント・キングスがホームのゴールデン1・センターで10連勝中のボストン・セルティックスとの試合に臨んだ。
ディアロン・フォックス(足首ネンザ)、マービン・バグリー3世(右手親指の非転位性骨折)をケガで欠くキングスは、バディ・ヒールドやネマニャ・ビェリツァ、ハリソン・バーンズらが加点し、第1クォーターを終えて30-18と12点をリード。
するとセルティックスはケンバ・ウォーカーやジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタムらを中心に第2、3クォーターで57-41と一気にキングスからリードを奪う。
しかし、第4クォーター序盤にビェリツァとハリー・ジャイルズのショットでキングスが一気に追いつくと、両チームは5点差以内の接戦へ。残り2分58秒、4点ビハインドを背負ったキングスは、ボグダン・ボグダノビッチのジャンパー、ヒールドの長距離砲で逆転。
その後もリードチェンジを繰り返した両チームだったが、残り13.3秒にリショーン・ホームズがフリースロー2本を確実に決めて勝負あり。最終スコア100-99でキングスが制し、今季5勝目(7敗)を手にした。
勝利したキングスは、7本の3ポイントを沈めたヒールドが今季最多となる35得点に6リバウンド4スティール、バーンズが13得点、ビェリツアが12得点14リバウンド4アシスト、ホームズが9得点11リバウンド2ブロック。さらにはベンチスタートのボグダノビッチが12得点にゲームハイとなる10アシストで勝利に貢献。
ルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)は「バディが注目すべき選手なのは間違いないね。彼は点を取ることができるし、今夜のようなパフォーマンスを見せることもある。でも私は彼がチームの勝利のためにものすごく情熱を注いでいたと思う。そのために、彼はディフェンスしていたし、オールラウンドなゲームをこなしていたんだ」と、エースのヒールドを称えていた。
「僕はいつだって自分に自信を持っている。(ショットが外れようと)次のショットがベストなショットだと思ってる」とヒールドが振り返っていた。
一方、セルティックスではブラウンが18得点8リバウンド2スティール、ケンバが15得点9アシストを挙げたほか、4選手が2ケタ得点を挙げるも惜敗。
逆転をかけてマーカス・スマートが放ったフローター気味のショットはリムの上で跳ねたものの、くぐり抜けることはなかった。
「ボールがずっとリムの上にあるように感じた。入ると思ったんだけどね。チームの皆が入るだろうと思ってたんじゃないかな。でも転がり落ちてしまったんだ。こういう試合もあるものさ」とスマートが悔やんだ。