バード、ジョーダン、レブロン、カリーに次ぐ名誉ある賞を手にしたレナード
12月28日(現地時間27日)。現地メディア『AP』が2019 Male Athlete of the Year(年間最優秀アスリート)を発表した。
テニス界のスーパースター、ラファエル・ナダルやボルチモア・レイブンズ(NFL)のラマー・ジャクソン、昨季のシーズンMVP、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)らが候補に挙がる中、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)が選出。
昨季トロント・ラプターズの大黒柱としてプレーしたレナードは、プレーオフで平均39.1分30.5得点9.1リバウンド3.9アシスト1.7スティールと大暴れ。ゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナルでも平均40.5分28.5得点9.8リバウンド4.2アシスト2.0スティール1.2ブロックと、八面六臂の活躍でフランチャイズ史上初のNBAチャンピオンへと導き、2014年(サンアントニオ・スパーズ)以来、自身2度目となるファイナルMVPに輝いた。
また、2連戦のスケジュールではどちらか1試合を欠場し、シーズン終盤に向けて疲労を管理する“ロードマネジメント”や、シューズブランドをジョーダンブランドからニューバランスへと切り替え、早速シグネチャーシューズを着用したり、今夏にはプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェントとなって自身と同じカリフォルニア州出身のポール・ジョージをも携えてクリッパーズへ移籍するなど、何かと話題を振りまいた。
そしてフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのカンファレンス・セミファイナル最終戦では、ドラマティックなシリーズ決着ブザービーターをさく裂させるなど、強烈なインパクトを与えていたことも見逃せない。
クリッパーズへ加入した今季も、レナードはここまで平均31.6分25.9得点8.0リバウンド5.1アシスト1.8スティールと好調をキープしており、新天地でも自身の存在価値を十二分に示していると言っていいだろう。
なお、これまでNBA選手が『AP』の年間最優秀アスリートに選ばれたのは、レナードを含めて5選手のみ。ラリー・バード(元ボストン・セルティックス/1983年)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか/1991~93年)、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ/2013、16、18年)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/2015年)となっている,