2019.12.27

レイカーズとクリッパーズによる“LA対決”第2ラウンドはクリッパーズに軍配

ゲームハイの35得点を奪ったレナード(左)[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

激戦の中、クリッパーズに勝利を呼び込んだのはベバリーのブロック

 12月26日(現地時間25日)に行われたクリスマスゲームズ5カードのうち、最も注目度が高かったのは、ロサンゼルス・レイカーズロサンゼルス・クリッパーズによる“LA対決”だった。

 10月23日(同22日)に行われたレギュラーシーズン開幕戦で早速対決した両チームは、ポール・ジョージ不在のクリッパーズが約30分間リードを保ち、112-102で勝利。この日はカワイ・レナードが30得点に6リバウンド5アシストを挙げたほか、ルー・ウィリアムズ(21得点7アシスト)、モントレズ・ハレル(17得点7リバウンド)がベンチから貴重な働きを見せて勝利に貢献。

クリスマスゲームではジョージ(左)とクーズマもそろい、ベストメンバーによる対決が実現[写真]=Getty Images

 一方のレイカーズは、カイル・クーズマを欠く中、7本の長距離砲を沈めたダニー・グリーンが28得点、アンソニー・デイビスが25得点9リバウンド5アシスト、レブロン・ジェームズが18得点10リバウンド8アシストを残していた。

 そんな中で迎えた第2ラウンド。両チームは同点10回、リードチェンジ16回という激戦を演じ、前回の開幕戦(同点5回、リードチェンジ5回)よりも白熱した展開。

 勝負の行方は試合終盤まで分からない展開となる中、パトリック・ベバリーの執念がクリッパーズへ勝利を呼び込んだ。レイカーズ3点ビハインドで迎えた残り3.6秒、同点を狙ったレブロンの3ポイントに素早く対応したベバリーは、リリースする前に値千金のブロックを決めて勝負あり。最終スコア111-106でクリッパーズがこのカードを2連勝とした。

「僕らは毎晩、いろんな選手たちが活躍できるのさ」とウィリアムズ

 勝利したクリッパーズは、レナードがいずれもゲームハイとなる35得点12リバウンドに5アシスト、ハレルが18得点6リバウンド、ジョージが17得点3ブロックと続いた。

 この試合でフィールドゴール6投中成功わずか1本の計6得点に7アシストと不調に終わったウィリアムズは、「このチームには誰かが不調でも代わりに活躍できる豊富なオプションがある。活躍できる選手がたくさんいるんだ。今夜の僕は6得点に終わったけど、(勝利したことが)そのことを構築できていることを示している。僕らは毎晩、いろんな選手たちが活躍できるのさ」とチームの選手層の厚さを強調。

 一方、4連敗となったレイカーズでは、ベンチスタートのクーズマがチームトップの25得点、デイビスが24得点6リバウンド2スティール2ブロック、レブロンが23得点9リバウンド10アシスト、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが13得点を挙げるも一歩及ばず。

「僕らは試合終盤に、数多くのミスをしてしまった。(オフェンスとディフェンスの)両面で、僕らはメンタル面でもミスしてしまったことが響いたんだ」とデイビス。

試合終盤にレブロン(左)をブロックしたベバリー(右)[写真]=Getty Images

 終盤にベバリーのブロックを食らってしまったレブロンは「あれはビッグプレーだったし、正しい位置で(ブロックを)決めたかったことは確かだ」と認めつつも、「俺たちが負けた要因はそれじゃなかった」と口にした。

 両チームによる直接対決の第3ラウンドは、来年1月29日(同28日)。レイカーズとしては、プレーオフでもクリッパーズと激突する可能性があるだけに、一矢報いておきたいところだ。

アンソニー・デイビスの関連記事